BT-24 の真実   2007.1.6


この度フジインバック製のBT-24を入手しましたので詳細を報告します。
グロー90サイズの機体に搭載することを目的に開発されたようです。
一番の魅力は価格と燃料費の安さですが、その実力はいかがでしょうか。

このような箱に入っています。これはCDI点火の方で、税込価格¥25,620。他にバッテリー点火のBT-24EIS ¥30,450 もあります。グローの90クラスからするとかなり安いと思います。

ESIの方が軽量で少しパワーがあるようにカタログには書いてあります。私がCDIの方にしたのはバッテリーを充電する手間が要らないこととCDIの方がノイズが入りにくいとの定説があるからです。
本体とマフラー,プラグレンチに滑り止めのグリップワシャー等が入っています。他に取説とパーツ図に保証書があります。エンジン後部にマウントがついていますが5mmねじなので左下の4mmキャップボルトとワシャーは必要ないようです。
マフラーはかなり薄くて小型です。取り付けビス込みで116g。
横から見るとこんな感じです。エンジン後部にシャフトが出ていますが私は軽量化のためと防火壁に穴を開けなくていいように切り取りました。
プロペラは前方から8mm六角ボルトで締め付けるようになります。
CDIタイプは赤丸の印を付けたところに端子がありますがこれとエンジン本体をアースさせると点火が止まりエンジンが止まります。使用時には安全のためスイッチをつけてエンジンが止めれる様にしましょう。
プロペラの中心から上方が128mm、下方が36.5mm、キャブ方向が89.2mm、マフラー外側まで61.8mmとデーターには書いてあります。
エンジン後部にマウントが取り付けてあります。私より先に購入した友人のにはなかったそうですがESIタイプを購入した友人のには2セットついていたとか言っていました。
キャブの外側のアームがチョーク用で内側がスロットル用です。この向きに取り付けてあるのでスロットルリンケージはやりやすいです。
今回アトラスマイティ用にホビーセイバーに特注したピッツタイプのマフラーです。結構重たくて292g。¥15,000也。どんな音になるか楽しみです。


CDI タイプの場合 エンジン本体、純正マウント、純正マフラーで 1,566gになります。
このエンジンと同クラスにゼノア20ccがありますが、1kg未満とか言います。バッテリー点火のため他のパーツを含めた重さはどのぐらいでしょうか?ただゼノア20ccは1500mAのバッテリーで3フライトしか出来ないそうで電池の消費が異常に多いので注意が必要です。

メーカーデーターでは APC 17*8 が地上で 7,400rpm 上空で 8,700rpm となっています。グロー90よりはかなりパワーがあることになりますが実際はいかがでしょうか。


2007.1.14
Aさんはクイック製のホッケウルフにBT24のCDIタイプを積んで今日が初飛行です。余談ですが機体はARFで22800円、しかし今まで脚で苦労したので今年は奮発してロバートのエア式引き込み脚にしたそうでこちらは40000円以上するそうです。脚が高いと言うよりも機体が安すぎます。当然ですがちゃんと飛びます。
BT24 CDI は2タンク目で、APC 17*8 を 6900〜7000rpm、スローは 2000〜2300 で安定しています。メーカーデーターでは7400 ですのでいいとこ回っています。一般のスターターで回せるので始動は簡単です。純正マフラーの音は大きさは2サイクルグローの45〜60と同じぐらいですが、ガソリンなのでやや乾いた音がします。
結論から言いますと、このエンジンはスケール機にはもってこいです。テールヘビーになりがちなスケールですとやや重たいエンジンの方がいいですし、大径のペラが回せるのもいいですね。


飛行場にBT−24 EIS がやってきました 2007.3.18

Oさんの新作機、清水模型が扱っているジャイルズ202.スパンは1700で4C−120クラスでお値段28,000円。Ka−8bのキットが22,050円からすると驚きの安さです。組み立てる前にアドバスを求められ、エンコンサーボはアクロ機の場合レスポンスを優先するので最近はエンジンの近くに積むことが多いよと、コニーの受け売りをしたのです。しかしエンジンを回してみるとエンコンは動かない、エレベーターは勝手にゆらゆら動くでノイズ拾いまくりでした。アンプからスイッチバッテリーのコードをエンコンサーボに近づけると悪いようです。ここはガソリンの定石どうりにエンジン部分とメカ部分を離すしかないです。
仲間はありがたいもので何処からともなくノイズレスロッドの提供がありエンコンサーボを後ろに積むことができました。ノイズの問題は無くなりましたが、スローから吹かすとエンストします。ローニードルを1周近く開けて快調になりました。APC 17*8 7000rpm。まずまずの回転数です。この後無事初飛行は成功しました。
上で紹介したAさんの BT−24 はCDIなのでエンコンサーボはエンジンの隣にありますが問題無しです。一概には言えませんがCDIの方がノイズは出にくいのは本当です。


o 2009.5.8 BT-24を積んだ PT−21が30フライトしました

ガソリンエンジンは機体が汚れないと言いますが、このようにすすの様な物が付きまるでウエザリングをしたように汚れます。以前持っていたゼノアの23ccもこんな汚れ方をしました。
こちらはキャブの吹き返しの汚れ。キャブとカウリングがほぼつらいちのためか良く汚れます。キャブがカウリング内に納まっていれば汚れは無いと思います。
こちらはマフラーからの排気汚れ。これは服などに付くとなかなか取れません。べたべたして厄介です。これを拭き取るには燃料のガソリンをペーパータオルに滲み込ませて拭き取るのが一番です。


エンジンも慣れてきてだいぶ回るようになりました
初めは宙返りがやっとだったのが最近はそこそこの大きさの円が書けるようになりました。
排気汚れがひどいので混合比を薄くすれば良くなるかと試みました。
RCデポ コニー社長お勧めのAMSオイルです。100対1でもOKのオイルですが、30,50,80,100と徐々に数フライトずつで薄くしていきました。
薄くしてそのまま飛ばすと、エンジンが慣れてくるのもあるでしょうが燃料の粘度が下がるので流れがよくなって混合気が濃くなるのでかぶり気味の音がします。
ハイニードルを少し絞るのですがころあいが難しく絞りすぎると簡単に焼け過ぎでエンストしてしましました。プラグを見ると白くなっています。
結局100対1にするまで3,4回はエンストさせてしまいました。そのつど上手く回収できてラッキーでした。
しかし混合比を薄くしても汚れは変わりません。
このエンジンのキャブはかなりシビヤーに反応します。調整は時計で言うと5分ずつ絞って飛ばしてみるのが良いでしょう。
スローニードルは特に問題ないので触っていません。
一度調整が取れるとほとんどキャブは触ることはないようです。