O カーデエンエアクラフト 35% エクストラ330S の製作
      CARDEN AIRCRAFT EXTRA 330S 35% SCALE CONSTRUCTION


 FUSELAGE CONSTRUCTION


13  モーターボックスの組み立てです。
F−1は側面に合わせて、ランディングギヤマウントは側板の厚さほど内側にずらして 12.7*12.7mmの堅木をエポキシ接着剤で付けました。
F−1にはエンジン取り付け穴を開けておきました。サイドスラストが付きますので穴位置は中心からオフセットされますから図面を参考に間違えの無いように。出来ればボール盤を使って 2.5度傾けて開けられたらグッドです。
14  ランディングギヤはマウントになるベニヤ板と堅木にタップを切って4mmのキャプビス4本での取り付けになります。ランディングギヤには前後方向がありますので注意。図面を参考にランディングギヤに穴を開けます。ギヤマウントに印をして、4mmのタップが切れるように下穴を開けてからタップを切ります。少し弱いように思いますが最悪の場合ビスが抜けてギヤが飛んで本体へのダメージを少なくするヒューズの役目です。
13  側板に軽量化のための穴を開けます。切り抜いたベニヤ板はエンジン取り付けの時かさ上げ材に使えますので保存しておきましょう。キャニスターマフラーを使うので下側の穴は開けません。側板後方に接着補強材として、マフラー室の仕切り取り付け用として 9.5mm角のバルサを切り出して接着。
13  図面の上に組み立てのガイドとしてスクラップ材をピン止めします。
13  色々なジグを駆使してエポキシ接着剤で組み立てます。かなり堅い側板が微妙に反っていて全ての面が直角とは言い切れないが、こんなもんかと納得してしまった。

15  ソケットを仮に入れてみて全てが直角に出来ているか確認します。側板に微妙な歪みはありますがほぼ完璧にアライメントは出ていました。
16  胴体トラス組みです。側面図のBIGIN TRUSS SIDE HERE の矢印の箇所を先頭に合わせます。縦通材は斜めに削いでから繋ぎましたが、真っ直ぐで面どうしをぴったり合わせるのは難しいです、最後はバルサの粉と瞬間攻撃。垂直材はカットしてあるので問題無いですが、斜め材も最後はバルサの粉と瞬間で隙間をつぶします。斜め材を少し無理をして押し込むとピンを外した時に歪むので注意してください。組み立てには全て瞬間接着剤です。写真では下側に定規を当てていますが、組み立てでは上の辺が基準になりますので,上側の縦通材に定規を当てて真っ直ぐにしてください。出来上がりましたら両面を軽くサンディングしておきます。
16  ソケットサポートを取り付けます。アジの開き状態にしてソケットサポートを胴体の上のラインに直角にし側面図の実線に穴の位置を合わせます。
16  3.1*95.2*1219.2mm バルサ材をセメダインCで繋ぎ両面をサンディングします。木工ボンドでトラス材と接着します。
16  ソケットサポートの穴にソケットを入れて強めに押さえて側板に印をつけます。実際の穴位置は1mmほど前方寄りになります(図面の上面図を参考)。少し隙間が出来てもパテ埋めで強度上の問題ないです。

水平尾翼ようのソケットサポートも同じように工作しておきます。
16  側板の前後の端を図面を参考に斜めにサンディングします。

モーターボックスと側板を上面が図面の上になるようにおいてみます。

17  F−5の両側をサンディングして側板と角度を合わせて瞬間で接着。
17  F−4,F−2,F−3 の順にエポキシで接着。補強のために全ての継ぎ手にエポキシでフィレットを作るか、9.5mm角のバルサ材を接着します。
17
19  機体上面側から 9.5mm角のバルサ材から切り出してトラス組みをしていきます。ボトムデッキを載せてあわせてみます。
19  機体下面側のトラス組みをします。側板が真っ直ぐで定板に直角になっていることを確認。大変重要ですのでしっかりチェックのこと。
20  テールギヤマウントを接着します。テールギヤを取り付けてみます。ラダーサーボを後ろに積む予定ならサーボマウントを作ります。
21  胴体にソケットを合わせます。ウイングチューブを入れて左右主翼を取り付けてみます。主翼のアライメントが良くて胴体との取り付け面がピッタリ合うように調整します。問題ないようなら胴体にソケットを瞬間で(隙間があればバルサの粉やマイクロバルーンを盛っておきます)、主翼のルートリブをプロボンドで主翼に接着します。(私の場合アライメントは問題なかったですが、胴体との取り付け面が最大2mmぐらいの隙間がありました。ルートリブを接着した後さらにスクラプバルサを貼ったりサンディングして隙間がなくなるように調整しました) 

22ーA  図面を参考に胴体上辺から測って主翼の取り付け中心線を書きます、また取り付けビスの位置に6mmほどの穴を開けます。  

22−B  主翼を取り付けます。主翼の前後縁の中心線と側板の取り付け中心線が合えばOKです。胴体の内側から6mm穴の位置を主翼ルートリブに印ます。
22ーC   6.3*38.1*38.1mmプライウイングマウントパッドに4mm爪つきナットが入るように穴を開けて取り付けます。 主翼ルートリブに書いた6mm穴の中心とウイングマウントパッドの中心が合うようにしパッドが埋め込めるようにルートリブを削ります。
22−D  マウントパッドにグリスを塗った4mmビスをねじ込んでおきます。エポキシ接着にマイクロバルーンを混ぜてドライヤーで暖めながらたっぷりと使ってマウントパッドをルートリブと面一になるように埋め込みます。
22−E  主翼を取り付け片方のウイングパットを接着剤を付けずに仮付けし主翼のアライメントを確定します。もう片側にエポキシを塗って胴体に接着します。固まったら先に仮付けした方を本接着します。
22−F  3.1*38.1*38.1mmバルサ材を切り出し胴体のウングパッドに貼り付けます。その上に 3.1*25.4*66.6mmベニヤカバープレートを貼ります。応力を分散するためにカバープレートは 3.1バルサ材と 9.5mm角垂直トラス材の双方が面一になって接着していることが重要です。
23  15.8mm径の尾翼ソケットを仮付けして水平安定板を取り付けます。胴体と主翼とのアライメントを確認し、良ければ接着します。自分が作ったにしてはほとんどずれが無くて感心、キットの工作方法が良いのだろう。
23  水平板用チューブの止め具を作ります。ルートリブから 114.3mmがビスのセンターですがチューブの中心になるようにけがきます。12.7mm径のダウエルが入る穴をチューブソケットに届くまで開けます。ダウエルの中心にドリルで穴を開け 3mmビス用の爪付きナットを取り付けます。グリスを塗ったビスをねじ込んでからダウエルをエポキシで接着します。固まったらビスを抜きダウエルを整形します。水平版へ差し込まれるチューブの長さが左右同じになる位置で、ダウエルのビス穴からソケットとチューブまで3mmビスの下穴を開けてタップを切ります。チューブを再度取り付けるときの目印になるようにチューブとルートリブに合わせマークを付けておくと良いでしょう。
図面を参考に 6.3*25.4*38.1mmのLブラケット台の取り付け部分を切り取ります。Lブラケットは胴体側板の厚さ 3.1mmほどルートリブからはみ出します。裏面に 3mm爪付きナットを取りつけた後エポキシで接着。固まってからノックピンを打っておきます。
23  チューブを差し込んで水平安定版を取り付けアライメントを出します。Lブラケットの形を側板に書きます。側板を切り取り胴体内側にLブラッケト受けの 9.5*25.4*57.1mmのベニヤをエポキシで接着。Lブラケットは胴体には 3*20mmタッピングビスで取り付けます。水平尾翼を取り外す時は尾翼側の3mmビスを外すようになります。
24  リヤボトムデッキを取り付けます。これはほとんど修正無しで大丈夫です。モーターボックスのサイド材は修正が必要でしょう。ボトムデッキ後部はスチロールコアで作りますが胴体との間に 1.5mmバルサの下駄を履かせてあらかたラインが出るようにサンディングした後、横に 3mmずらして反対側をサンディングします。3M−77スプレーのりでプランクします。下駄をのけて取り付けるとほぼラインは合うでしょう。
側面図と上面図では側板の実際の長さが違うので F−2の前に 6.3mmバルサを貼って調整します。
モーターボックスの底に 6.3mmバルサを貼りますが、私はマフラーの取り付けが終わってからにします。
24  OK模型製のテールギヤの大を使いました。このクラスになると80〜100gですが、3枚板ばねとタイヤが両持ちなのが気に入りました。耐久性はいかがでしょうか。ギヤマウント回りもバルサを貼って整形。

後日談:8フライトほどでタイヤがボロボロになりました。これはお勧めできません。
25  リヤデッキの取り付け前にエレベーターサーボとアンテナを通すパイプをそれぞれ取り付けておきました。
25  リヤトップデッキを取り付けます。コックピット側と胴体下側に 1.5mmバルサを貼ってトリミングします。図面を参考に長さを調整した後プロボンドで接着。垂直安定版の受けの 6.3mmバルサを貼ります。
26−A  前方に 6.3mm 後方と下側に 1.5mmバルサを貼ってハッチを整形します。 ハッチをテープで胴体に仮付けします。バルサ側板を整形してハッチに合わせます。
26−B  6.3*12.7mmのシナ材からサイドフレームを現物合わせで切り出します。
26−C  CA−1,CA−2 を 6.3*101.6*914.4mmバルサ材から切り出します(私はキット付属の物がなくなったので手持ちの材料で間に合わせました)。サイドフレームとの接合面を整形してテープで仮止めします。
26−D  胴体との間にワックスペーパーなどを挟んでフレームを接着します。こだわる人はキャノピーの外面が胴体と面一になるように削り込むと良いでしょう。
26−E  3.1*22.2*609.6mmベニヤからハッチ固定材を切り出します。私は2枚重ねにして爪付きナットを取り付けました。サイドフレームにシナ材をもう一枚貼り付けてけらハッチ固定材を重ね貼りします。ドリルで穴を開けて 3.1mmノックピンを打っておきます。説明ではトラス材の隙間にバルサを貼る様になっていますが、手持ちのベニヤ板を張りました。写真を撮り忘れたし説明するのは難しいです。
    
26−F  ハッチに 3.1mmバルサで床を張ります。後方はコックピットのアクセスハッチを作りました。 
26−G  6.3mmダウエルをハッチの前面に埋め込みます。3.1*22.2*609.6mmベニヤからフロントハッチ固定材を切り出します。6.3mm穴を開けて固定材をエポキシで胴体に接着。後でノックピンを打っておきます。    
27  垂直安定版のアンカー棒を接着します。フェアリングを胴体ラインと合うように整形します。バルサを張り増したりサンディングして形になりました。図面の切り取り線を写してフェアリングを削りますが、図面の線は安定板の後援材の部分も含んでいますのでその分を引いてフェアリングに写して下さい。現物合わせでしっかり整形した後、安定版、フェアリングをプロボンドで接着。
F−1はビスやノックピンでしっかり補強。

この後エンジンの取り付け、マフラーの取り付け、カウリングの取り付けで生地完になります。






感想 
ここまで来るのに約1年かかりましたが、気が向いた時しか作らないので仕方ありません。キット到着から2ヶ月も掛からずに初飛行をした人を知っていますが、詰めてやればそれも可能かもしれません。翼と胴体の付け根に少し隙間が出来たものの全体のアライメントはかなり正確に出来たと思います。

ひとまずここまでです、初飛行はいつになるやら。

残りのレポートをお楽しみに