ブルーマックス エターナルの製作

今まで20クラスの機体しか作ったことがなかったのではじめての60クラスのスタント競技機の製作です。
自分なりの作り方なのであくまでも参考程度です。

届いたキットはこのぐらいの大きさで下は1mの定規です。
完成写真と機体の諸元が書いてありますがインチなんで25.4mmで換算して下さい。
中身はほぼぎっしりと詰まっています。
上2本が後縁材で硬めのバルサでかなり曲がっています.中の2本は前縁材で軽めのバルサでそこそこ曲がっています。下の2本はメープルのエンジンマウント材ですが今回は電動なので使いません。
ジュラ脚(59g)とキャノピー(18g)とハードウエアーのパック(101g)。重さはこの状態での計測
上はプッシュロッド用のカーボンパイプですが短いのが入っていないようです。ハードウエアのパックの中身はこのようのものがあります。
ベルクランクはカーボン製で厚みもあり大変よくできています。
上がフラップホーンで下がエレベーターホーンですがオプションのものを使う予定です。
バルサ材その1 胴体ホイルパンツなど
リブなど
これもリブ
水平安定板や翼端材など 左下は3mmのベニヤ製です。
エレベーターやフラップなど
上の4枚は前縁プランク材下は中央プランク材だと思います。

バルサは軽めで良い材料が使ってあると思います。この木材を計りに乗せると1031gでした。この後2時間ほどかけて部品を切り離しましたが綺麗に切れていない部分が多く結構大変でした。必要な部品だけを計ってみるとエンジンマウント材は別で624gとなりした。 
水平安定板の材料を図面に載せてみると前後も左右も2〜3mm小さいので補強を兼ねて後縁材の前側に中央は17。5cm翼端はその幅だけ1.5mmベニヤを貼り付けて少し大きくしました。後縁材は張り合わせる前にヒンジが付く部分をルーターで削っておきました、後から掘るのは大変ですからね。
以前は無かったようですがこのキットではたくさんのトラス材を入れるようになっています。この状態で76g。
ホイルパンツの材料です。中央の部材は青い線のあたりがタイヤに当たるので削る必要があります。
高粘度の瞬間でペタペタと張り合わせるだけで簡単ですが2個を同じように仕上げるのは結構大変そうです。
翼端材です。これも張り合わせ。
リブに貼り付ける面とスパーの位置を合わせると良いでしょう。可動式のリードアウトガイドはバルサの粉と瞬間低年度で固定。
胴体側板の前後を繋ぎますがしっかり隙間があります、削って修正するのも面倒なので隙間にバルサの削り粉をすり込んで瞬間で固めてOK.前部の内張り補強材と水平安定板の補強を木工ボンドで接着。胴枠の位置などを書き込み。
垂直尾翼は張り合わせるだけで簡単ですがカットの面が斜めになっているので修正が必要。
スパー材には1面だけカーボンのフラットバーを貼り付けました(手持ちの材料が有ったほど)。リブの溝がスカスカなのでこれで程よいきつさになりました、ただ深さ方向は1mmぐらいの隙間があります。この補強で15gほど+。
後縁材を基準で組み立てましたがリブの材料が華奢なのであちらこちらが割れて大変でした。
後縁材の接着は平板なので問題なしでしたが上面の前縁材のプランクではつい力をかけすぎてリブの足がかなり折れて大大変。
前縁材のプランクの方法はこれでよいと思います。
下面のプランクでねじれのない翼になるかが決まるので冶具を使って組み立てようと思います。
後縁材を貼ってから気付きました。プランク材は後縁材に突き付けにしないといけなかったんだ。表現が難しいですがこの写真のやり方は間違いです。
ベルクランクのリードアウトワイヤーの取り付け。
いろいろな方法が有るようですが銅管を使うことにします。ラジコンで使うワイヤーリンケージのパーツの余りにちょうどよさそうな銅パイプを見つけたので。パイプを炙ってなめして柔らかくしてワイヤーを通してドライバーに巻きつけるときれいなRが出来ました。
ワイヤーは2cmほど銅線を巻いて半田付けしました。ワイヤー端は1cm程折り返してあります。
ベルクランクの取り付けベニヤ板をスパーに貼り付けますが一度に上下を付けようとすると調整が大変なので上側だけを先に接着。
中央部の1/8バルサのプランクですが写真のリブ4枚ほどを通して接着します。前後のプランク材は1/16なのでかませものをしてのりしろを作って接着面積を稼ぎました。
モーターマウントとバッテリーマウントです、モーター用は3mmの2枚重ねにしました。
カウルサイドの材料は1/4ですが削って側板と同じ厚さにして接着しました。モーターマウントとバッテリーマウントの位置に角材を接着してガイドとします。
モーターマウントからF-7までは胴枠の幅が同じなので直角に注意して組めば簡単です。
左の側板も接着すれば形が見えてきます。
ノーズ上部のブロック材ですがモーターマウントが大きいので当たってしまう部分をカットしています。
脚の取りつけ部分は爪付きナットを使いましたが厚さが足らないので2枚重ねにしました。
バッテリー室は上ハッチにするためにF-2とF-5の胴枠を追加して切り離しの位置がわかるように鋸目を入れてあります。側板上部に貼る部材はこの部分は接着していません。
45mm径のモーターを入れるためにはほとんどの部材を削り取る必要がありました。そしてモーター軸に合わせてF-1を接着してモーターを取り出そうとすると、、、プロペラアダプターをのけないといけない。これがコレット式のOSモーターだったらF-1を一部切り取らないと取り出せないところでした。
バッテリーハッチ部分とリンケージするためにコックピット部分も取り外しが上手くいきました。
エレベーターホーンが入らない。ここもリンケージがしやすいように大きめに切り取ってしまうか。
パテ埋めなどをして一応生地完成。この状態で648g、フラップ材以外はキットのものを使用しています。(キットのフラップ材はもっと軽かったのですが)最初に量ったバルサ材等の重さが624gなので主翼用のリンケージ材とフラップの交換で増した重量分増えた程度ですね。
翼はオラライトのクリヤーブルー、胴体はオラライトのスケールホワイトを使いました。フラップ部分中央のクリヤーブルーが足らなかったのでアクセントがてらホワイトを使ってごまかしました。フイルム貼り終えて57g増量の705gですが気が向けばもう少し見栄え良くしようと思います。
テーパー翼になっている機種では胴体と主翼を接合するには胴体の一部を切り離さないといけません。そのためのラインがここらあたりが良いようです。
薄刃のカッターナイフで何とか切り離しました。
フイルムを張ってから切り離したので跡が目立ちますがベテランの方はいろいろな方法で綺麗に仕上げているようです、研究が必要です。
コックピット部分はリンケージをするために取り外せるように作りましたがキャノピーだけネジ止めして木部は接着することにしました。主翼の位置決めはあれやこれやと自己流で何とか納得のいく程度に仕上がりました。胴体との間に結構隙間があります。
スパーより前は最大3mmぐらいの隙間があります。私の腕が悪いのではなくてカットの精度が悪いのだと思います。バルサを削って詰めていきます。
初めに搭載予定だったデュアルスカイのECO3520Cはバックマウントとプロペラアダプターを付けると255gなりますが、かなり軽く仕上がりそうなので一クラス小さいECO2826Cを載せることにしました。左はフェザント45に載せていたXM3548EAですがほぼ同じ性能です。ECO2826のほうがプロペラアダプターが小さくて4gほど軽いです。問題は3520用に爪付きナットをすでに接着しているのですが寸法が違うので専用マウントを作る必要があることです。(3mmアルミ板を買ってきてグラインダーとドリルで何とかでっち上げました)
エレベーターのリンケージです。かなり大きいい穴になりましたが設計通りの胴体幅ではボールリンクを使うとつかえて動きません。ホーンの長さを短めにして舵角は40度ないぐらいしか取れませんでした。
尾輪は後方をL字に曲げてを穴に差し込んで前側をビスで押さえるだけ。フイルムを張るのに邪魔になるので後付けにしたかったんですが、、、
初飛行で10回ぐらい着陸をすると穴にガタが出て左右にぶれが出てきました。どうしよう?
作り始めて1年以上かかって何とか完成。キャノピー周りはターコイズで上手くごまかしたつもりです。
4S3300のリポ(300g)込みで1462gと超軽量に仕上がりました。ペラはMA11*7の3BでESCはタロン60。今のところスピンナートホイルパンツは無し。翼端錘は30g。
リンケージが丸見えですがそのうち何とかしたいです。


2020年5月17日 
外出禁止が緩和されたので初飛行に出かけました。
細かい仕上げはその内ということでとにかく飛ばしてみました。
45クラスと同じ重量なのでワイヤーは18mを使うことにしてタイマーのセッティングをしました。(FMAタイマー、ガバナーモード)
バッテリー2本を使って1分フライトを8回こなしパワー 42.0%でラップ 5.1秒に決めました。
3本目は4分フライトで感じをつかみますが翼面荷重が少ないので着陸ではふんわりとおります。重心位置が指定より15mm前ですがヘッドアップして綺麗に降ります。
4本目からは4分30秒フライトでF2Bを飛ばしてみました。
正面で内傾し背面で外傾して飛んでいるようです。
正宙返り系は気になりませんが正四角宙返り系では上空の背面で内に入ってきてテンションが下がり怖いです。
四葉の第一円も入ってきて怖いです。
逆宙系はテンションが十分あってよいです。バッテリー残量は35%ぐらい。

右の翼端が少しねじりあがっているように見えます、フラップをひねることで解決すればよいのですが。