FMA 3G タイマー 2018年3月
リモートスイッチ 2021年8月
2021年のFAIのルール改正でエンジンの起動と停止を2.4Gの無線などを使ってもよいことになったようでそれを踏まえてFMAタイマー用のリモートスイッチの登場です。
左から従来のスイッチ(1,7g) リモートスイッチ受信部(4.6g) リモートスイッチ送信部。
送信部にはCR2032電池1個が必要です、ストラップもあった方が良いでしょう。
リモートスイッチにすることで3gほど重くなりますが問題ない範囲でしょう。
基本セットで送信部1台と受信部3台がセットになっています。受信部を追加したい場合は送信部の右上の3桁のID記号を知らせればよいそうです。
RC装置に影響を与えないし受けることもないそうです、もちろんこのリモートスイッチ同士でもほかのIDの物に影響しません。
使い方は従来のスイッチと全く同じです。
ただ身に着けている時に誤動作しないためと思いますがスイッチが少し奥まっているのでしっかり押し込まないといけません
そのためにスタートの時の長押しで押し切れてなくて失敗することが時々あります、ストップの時は問題なく扱えます。
このスイッチの一番の利点はいつでもモーターを止められることです。
狙ったところに降ろすために任意の位置で止められるのでむやみにウイップする必要が無くなったのが当面の利点ですね。
FMA3Gタイマー
電動Uコンの要がタイマーだと思います。
現在ではGセンサーなるものが付いて大変飛ばしやすくなってきたと思います。
飛行機が外向きに引っ張る力の強さをセンサーが監視して力が弱くなればスロットルを開く方向=パワーを増やすように指示を出し
引っ張る力が出すぎていればスロットルを閉める方向に指示を出して機速を調整してくれます。
頭上八の字などで風上に向かうときはしっかり加速してくれるのでずいぶん飛ばしやすくなるのが分かります。
写真の上のほうが最新タイプ(3GタイマーType3)のものでセンサー部分が分かれています、下が旧タイプでセンサーが一体化しています。
違いの分かるトップフライヤーによってどこにセンサーを積むのが良いか検討されフラップヒンジのあたりがよさそうだとなったみたいです。
そこにタイマーを積むとスイッチ、LED、ESCの延長コードを使うことになりコードの重さが馬鹿にならないのでセンサー部分だけ延長コードで離して積める様にしたようです。
2018年春になり新型にマイナーチェンジしました(3GタイマーType4)、コネクター部分の並びが変わったのがわかります。
毎年春先にまとめて作っているようでそのときに入手しなしと1年待ちになるようです。
1年の間に使用する人からの意見でソフトの見直しやパーツの生産が終わったり型が変わったりがあるために細かな変更をしなければいけないので大変なんだそうです。
タイマーに各種セッティングをするためのセットボーです。
現在タイマーに書き込まれている数値が読み取れるので非常に便利です。
以下に取り説のコピーを載せておきますので参考にしてください。
FMA3GタイマーType3 Ver.4.0のもので最新のもは一部変更されたところがあります。
はじめはベテランの方にお願いできれば間違いないですがもし一人でする場合は図を良く見てコネクターの取り付けから始めましょう。
飛行に関してのイメージ図です。
ファーストタイムの間は一定のパワーで飛びます。
ファーストタイムが過ぎると終了時間までファイナルパワーに設定した所までリニアにパワー値が上昇します。
ここで注意したいのがパワー値が上がる=徐々にスロットルは開いているのですが、電圧が徐々に落ちるので必ずしもパワーは上がっていないかもしれないという事です。
演技終了後でもラップが変わらないような数値に設定するのが良いと思います。
初期設定ですがSW2、SW3,SW4を押しながら電源を入れることでそれぞれの設定モードに入ります。
3GタイマーType4になって取り付け方向の設定をしなくてよくなったようです。
一部切れてしまいましたがこのチャート図を見ると全体の流れが分かるのではないでしょうか。
基本モード以外はそれぞれのスイッチを押しながら電源を入れます。
設定例ですがあくまでも目安なので特にパワー値はモーター、ESCでかなり違ってくるので低目から徐々に上げていったほうが安全です。
できれば電流値を計って過電流にならないように気をつけましょう。
設定ができたら実際にスタートスイッチを入れてプロペラを回して機体を上に向けてみて飛ぶほどのパワーが出ているか確かめてみると良いと思います。
これぐらいで良いかなという所まできたら実際に1分フライトをしてラップを測ってみましょう。
実際の設定について
はじめに回転半径を決めます。
ワイヤー長さ、機体中心からリードアウトワイヤー端までの長さ、腕の長さとハンドルの長さから求めます。
次にラップを決めて遠心力を求めてスイッチングポイントとします。
実際に1分で飛ばしてみてラップを計り希望通りになるようにパワーを調整します。
希望ラップで飛ぶようになったらスイッチングポイントの微調整です。
風が少しある時(3mぐらいがよいでしょう)シグナルタイミングを30%にして加速減速が分かり易いようにします。
風上に向かうときに青LED風下に向かうときに赤LEDが同じ時間点灯するようにスイッチングポイントを微調整して決めます。
上の説明ではアクセルレンジ2.00Gアクセルパワー7.0%、になっていますがアクセルレンジ1.00Gアクセルパワー3.5%としても働きは同じになります。
実際にはアクセルレンジを0.5Gパワーを5%にしてきびきび加速させても良いようです、ただしバッテリーの消耗が多くなります。
私は逆四角の練習で降下がゆっくりなら底辺が狙いやすいだろうとブレーキパワーを5%ほどにして飛ばしてみましたが底辺で減速しすぎて上昇がうまくできないことに気づいてブレーキパワーは0.5%にしています。