2023年 コントロールライン F2B 日本選手権  2023年9月8日〜10日

今年は岐阜県高山市の飛騨エアーパークで開催されました。
競技に参加した人は56名と最近は増加しています。
台風13号の影響で雨は覚悟していましたが8日は曇りで微風、9,10日は晴れて微風と最高の条件でした。
8日は公式練習日で受け付け機体審査があり開会式が行われました。
9日は予選で決勝ラウンドに進む15名が選ばれ10日は決勝です。


 8日

天気予報は雨でしたし道中もあちこちで雨が降り今日はダメかなと思いつつ会場に着くとすでに大勢の人が飛ばしていました。
実機の飛行場なので広くて6面ほど取れます。



手前のエプロン側が人気で10人待ちぐらいで1時間30分は掛かります。
中央から西側を写しました、



中央から東側ですが周りはビニールハウスが埋め尽くしています。
向こうの滑走路のサークルは少なくてすぐにでも飛ばせますが人気ないです。



コンポジットのスターライトが並んでいました、ペラが3枚と4枚ですが現在は3枚が人気のようです。



こちらもコンポジットのラ号ですが中身がのぞけました。



バッテリーの登載が手が込んでします。
関西では4mmコネクターでバッテリーのプラス側が凸でマイナス側が凹が主流で関東では逆のようです。
他にバッテリーのコネクターを両方凹やXT60型を使う人などいます。
この機体はESCのプラスの凹のコネクターにアンチスパークの抵抗を付けています。



モーター冷却のファンは自作でしょうか大変使いやすそうです。



1年間で最後の練習の時で皆さん気合が入っています。
私が飛ばしたこのサークルはエンジン機が5機ぐらいいたような気がします。
パイプ仕様で豪快に飛んでいる機体もありました。



この機体のパイロットも暑そうです。



受付と機体とハンドル、ワイヤーの審査があります。



4時から開会式がありました。
役員の紹介と注意事項の説明ですが審査員が体調不良で5名しかいないので明日の予選は3名と2名に分かれそれぞれのサークルで平均点を出し2ラウンドの良いほうを予選の結果にすることになりました。



 9日
松村さんの競技開始宣言でいよいよスタートです。



飛行前には必ず引っ張りテストを受けなければいけません。
ハンドストラップは20kgワイヤーは機体の10倍の重量、
脚立の横のポリタンクは動かないようにするための錘でハンドルにフックを掛けてプーリーを介して錘を引き上げて持ち上がればOKです。



ラジコン技術誌で紹介されていました山崎さんの飛燕です。
モンゴルの大会に参加する直前で機首部を壊してしまったものの何とか修理が間にあったそうです。
右翼の日の丸の内側ぐらいからも切断して修理した跡があります。



内側にカーボンを貼って補強がしてあります。
主翼から前の部分で胴体が2分割できるようです。



こちらには初めて見る機体が、ウクライナ製のコードロンと言うらしいが戦争中なのに良く日本まで来たものです。



今日のお昼はこれでなかなかバランスが取れた献立です。
ごちそうさまでした。



予選の目慣らし飛行です。
5名の審査員の採点基準を合わせます。
飛ばすのは去年16位で敢闘賞の谷口さんです。



予選開始に向けて準備中で機体は5機まで並べることが出来ます。



KUKの皆さんはおそろいの黄色のTシャツでチーム力は凄いです。



競技が終わりホッとしてスターライトが集まりました。



今年は6機のスターライトが参加でした。



 10日
ここは農道離着陸場なので朝一番で地元の野菜を名古屋まで運ぶために飛行機が来ました。



セスナ208と言う機種だそうですがチャーターしたら一時間40万円ほどではないかとの話でした。



いよいよ決勝飛行の始まりです。
一番は最近決勝常連になりつつある清水さんです。
後で話を聞くと緊張で手が震えてリバースの立ち上がりで機体も震えてしまったそうです。



決勝飛行に向けて機体が並んでいます。



決勝は審査員は5名で2ラウンド分の合計得点で競われます。



決勝に唯一エンジン機で進んだ末松さんです。
普段電動機も飛ばしているが選手権では最後のエンジン機になるまで飛ばし続けるとこだわりを持っているそうです。
機体や道具を問題にせず4位入賞は凄いです、結局は腕ですね・



採点はすぐに集計されてリアルタイムで順位も発表されます。



今日のお昼はこれ、おいしく頂きました。



そして今年の優勝は能米さんでした。おめでとうございます
ここ何年もこの3名が表彰台を独占で位置が少し違うだけですね。
4位以下とはかなり点数の違いがあるので実力の差はなかなか縮まないのでしょうか。



新人賞は岡本さんでした。
初参加でいきなり1000点台を出すとは恐れ入りました。
相当に練習された事と思います、おめでとうございます。



親子で参加の横山ファミリー
左の和哉さんが5位 真ん中のお父さんが17位で敢闘賞 右の滉樹さんは8位と凄い一家です(8位まで賞状が出ます敢闘賞は持ち回りのプロペラ)、おめでとうございます。




会場ではいろいろな皆さんにお世話になり有難うございました。
このホームページを見てくださるかが結構おられることも励みになりました。
これからもよろしくお願いします。


コンコースの審査です
今年のコンコースは8番 松本さんのウインドシェアでした、おめでとうございます。









さて今回の日本選手権ですが岐阜県高山市まで運転して無事帰ることが出来ました。
走行距離1495Kmで高速道路が一部通行止めがあったので距離と時間が少し多くかかってしまいました。
それなりの時間と費用をかけていきましたがそれ以上に楽しいこと為になることを吸収できたように思います。

最近の練習では毎回逆四角系の背面を問題にしていました。
10回に2回ぐらいは何とかのフライトが出来たのでその良い部分が出ればと期待したのですが、
終わってみれば正四角まではそこそこの出来ですが逆四角で崩れ始めてずっと引きずってで2ラウンド目では最悪の演技になってしまいました。
有山さんの採点が自分が感じたのに一番ちかいです。

練習あるのみですが能米さんから目を瞑って打てと練習のヒントをもらったので参考にやってみたいと思います。