新作機(フライマックス)の制作 2021年9月3日
前回は墜落したものの胴体が壊れただけのフェザントの主翼と水平尾翼をそのまま使い胴体のみブルーマックスエターナル(BME)の図面から作って合体させました。
1分飛行を数回していよいよ本番の時に暴走してしまいまともに飛ばないまま終わってしまいました。
今回はMNT飛燕の図面を持っているので飛燕の主翼にBMEの胴体と尾翼を合体させてみようと思います。
飛燕の主翼とブルーマックスの胴体から機体名はフライマックスとすることにします。
BMEの2機目をそのまま作るより飛燕のほうが翼厚が薄いのでどんな違いがあるのだろうと考えたからです。
また重心位置が主翼中央で前縁から飛燕の方が9mm前にあり前重になりやすい電動の場合調整が簡単になりそうです。
基本的にMNT飛燕の翼型ですが半分から後方は直線でフラップ部分も作り後で作り切り離すようになります。フラップ用の10mmバルサの節約です。
今回はアルミパイプを治具にすることにしました。
2mmベニヤで作った中央と外の翼型の間に22枚の2mmバルサを挟んで削っていきます。
カッターでくり抜きました。外側から番号を付けて奇数を内翼に偶数を外翼に使うことにしました。(偶数のほうが少し大きくなります) 22枚で41.5g
5*6と10*10の角棒を切り出しました。 10*10の前縁2本で14.1g
スパー用の角材の一面に1*5*500のカーボンバーを張り付けます。 4本で25.6g
アルミパイプに通して組んでいきます。スパーとリブは直角です。リブ間隔は等間隔なのでガイドを作って合わせていきます。
アルミパイプは正解でした、後縁の直線が見事に出ています。
リブの後方は直線なので下面のプランク材を張りヒンジの取り付け部分とホーンの部分の補強材を取りつけます。
プランク材の後方は斜めに削っていきますが思ったよりは簡単にいきました。リブが削れないようにマスキングテープで保護すると良いです。
上面側もプランクします。切り離しのラインを書いて気持ち大きめになるようにカッターナイフで切り離します。
切り口をサンドペーパーで整えて主翼側は3mmフラップ側は10mmのバルサを張ります。フラップ側は山形に整形します。
前縁下面のプランクをします。
左右をつなぎます。スパーと後縁はぴったりと合いましたが前縁は外翼がやっぱり少し大きめでした。
ベルクランクは上下の3mmベニヤで支えますが補強にスパーの横にバルサ棒を追加しておきました。
60クラスのスタント機ならリードアウトワイヤーの調節はできないとカッコ悪いですね。
専用の部品を売っていますがわざわざ買わなくてもと4mmベニヤに爪付きナットを仕込んでみました。
大きさの制限があるのでグラインダーで削っていますがなんだかね?
ほかになにかないかと探してみると4mmのデルリン?の板があったので切り出して穴をあけて中央はタップを切ってみるとなんだかいいわ。
枠は2mmベニヤで井形に組んでみました。 一式3g
翼端材は10mmバルサを積層して作ってみましたが中をくり抜いてもかなり重たい。
外翼側はどうせ重りを積むので良かろうとウエイトボックスを作って取り付け。
内翼は軽量化のために一部を切り取りました。 内翼25g 外翼38.7g
リブキャップを取り付けて中央部分はやや硬めの2mmバルサでプランクして一応生地完でざっとサンディングしています。 423gで予定よりだいぶ重い、零戦32型のように翼端切り落としにするか?
水平尾翼は10mmバルサから切り出しました。後縁材の前側には1.5mmベニヤを20cm程補強に貼り付けています。
リブは2mmバルサで形はBMEのままですがエレベーターの両横は幅の広いものをそのまま使ったのでいまいち見栄えが悪くなってしまった。ヒンジ、ホーンを取り付けて80.3g
側板はRCデポで仕入れた100*1000の2mmバルサで1枚25g程度。
主翼より前は1cm短くして後方は1000mmでは足りませんが垂直尾翼を大きくして長さを稼ぐ予定です。
前側の幅は前側99mm後ろ側は88mmですべて直線としました。
翼厚は違うものの基本的なアライメントはBMEと同じにしました、胴枠の位置など書き込んでいきます。
3mmベニヤからモーターマウントは2枚重ねバッテリーマウント、ギヤマウントを切り出します。
ギヤマウントは一部2枚重ねにして爪付きナットを仕込み適当に空気抜きの穴をあけておきました。
主尾翼の取付穴を開けてから5mmバルサ角棒を上下や胴枠位置に接着します。
翼の取り付け部分が2mmバルサだけでは面積が少ない気がするので2mmバルサを重ねています。脚の補強部分は10mmバルサで補強。
モーターマウント、バッテリーマウントは5mmバルサ棒をガイドに直角に気を付けて接着します。
前から主翼の中ほどまでは同じ幅なので作りやすいです。5mm角バルサを胴枠の位置に接着して軽量化と材料の節約です。
底板は2mmバルサでプランクしていきます、これはサクサクできます。
尾輪は取り外し式にしたくて考えました。
ピアノ線は2mmベニヤ3枚でサンドイッチにします。ピアノ線を曲げてそれにぴったりになるようにベニヤ板を切り取るとガタがなく上手く取り外しもできます。
10mmバルサを張って側板の所定の位置のテーパー具合に合うように地道にサンディングしました。
上面中央部は2mmバルサでプランクします。3枚の胴枠は同じ大きさにしました。
後部のデッキも直線になるようにしました。
待ち針で止めているのはプランク材の接着面を増やすための1.5mmバルサ
バッテリーハッチの工作です、幅高さとも同じで最後のサンディングで少し前側を絞る予定です。
前から見るとこのようになります、側板との面をしっかり合わせるのがポイント。
取り外して上面をサンディングして平らにします。
上面を接着して後は削るだけ。
前後を適当なバルサを張り付けてサンディングしていきます。
思い切って機首部分を切り落とします。モーターから取り出したマグネットとノックピン3本を使ってくっつけます。
垂直尾翼を組み立てていきます。
取り外して形を整えます。
BMEは垂直尾翼の前にフィンが付いていますが工作が面倒なので省きその分垂直尾翼の後方を伸ばして面積を確保しています。
垂直尾翼の厚さを胴体と合わせたので後部が滑らかにつながりました。
写真で見ると綺麗に出来ていますね。
キャノピーと水平安定板を含まない胴体と垂直尾翼の重さは206g。
フイルムはオラライトのクリヤーイエローを貼っていきます。
メインギヤーは29gスパッツは22gのカーボン製でパワーズのネットショップ’ホビーバンク’で仕入れました。
後部デッキを10mmほど後ろから始めてフラップホーンにアクセスしやすくしています。
キャノピーはビス止めなのでいつでも調整可能。
バッテリー室のハッチもマグネットで止めるだけのワンタッチでバッテリーコードは外に出していません。
胴体はオラカバの白を貼ったのみでそのうち手を加えようと思います。
翼端錘が22gとバッテリーが291gを込んでの飛行重量は1516gにて完成しました。うまくいいくと1400g台かと思っていましたが残念でした。
主翼端のRに比べて尾翼が角ばっているのが少しアンバランスに思えます。
リモートスイッチを使っているので外に出ているのはパイロットランプのみ。
プロペラはマスターエアクラフト 逆ピッチの11*7にテトラのスピンナーナット。
フライマックス諸元
全長:1180mm スピンナーナット前から尾翼後方まで
全副:1515mm 図面では1490mmになっているのでなぜか成長している
モーター:デュアルスカイ ECO 2826C V2
KV 720
ESC:キャッスル タロン 60
プロペラ:マスターエアスクリュー 11*7 プッシャー
バッテリー:フーリーマックス 4S3300mA