スーパープライ Ep−Z 2015/2/20


非常に丈夫なスーパープライのおかげで何度も墜落しながら小破で済むので修理は簡単。
おかげで練習時間がとれなんとか背面は出来るようになった。
一般的なバルサリブ組の機体では一回か二回は修理しても途中でめげていたと思います。
連続宙返りは2回目がかなり小さくなる、これはテクニックも有るだろうがパワー不足もあるのでは?
そんなことをつぶやいていたら

私のUコン奮闘記に注目してくださったUコン復活さんがパワー不足対応の改良版を設計してくださいました。
Uコン復活さんのブログを見る限り相当な経験をお持ちのようなので良い飛びをすだろうと信じて作ってみましょう。


戴いたDXFファイルを原寸大に分割してプリントしますがキャドソフトを使ったことが無いのでこれが最大の難関でした。かなりの時間を要してなんとか実行できました。それを上手につなぎ合わせてやっと切り出しが始まります。カーボン紙を使ってベニヤ板に写し、引き回しノコというものを使って切りだします。
主翼はかなりずんぐりして見えます。そのほうがGが掛かっても反り返らないし前縁が丸いので空気の流れも良くなるらしいのです。尾翼はオリジナルのスーパープライのままです。オリジナルでは4mmバルサになっていますが、スタントマシンでは3mmのミディアムバルサでしたのでそのあたりの経験で3mmにしたのですが、手持ちの4mmバルサが重すぎたのが主な原因です。
現在飛ばしているスーパープライの重量は
バッテリー別で 495g
木製の機体本体部分 280g
ベニヤ板の主翼 165g
フラップ 3mmバルサ 9.5g
尾翼一式 3mmバルサ 22.5g
となっています 
Uコン復活さんの指定では飛行重量は630gとなっています、現在飛ばしているスーパープライは640gです。

スーパープライ級のリミット630gを目指して減量に挑むボクサーのようです。
最終的にバッテリーを1500mAにすれば20gは軽くなるので奥の手で残しておきましょう。
機体を組み立てる上で一番大変なのがヒンジ溝の加工です。ネット上で探したらピンバイスの1mmで穴を開けまくって作る方法が紹介されています。2.5mmのベニヤ板に加工するのはスーパープライのときは超大変でした。それで考え着いたのはボール盤にリューターの丸砥石を咥えさせて切る方法です。砥石の直径が22mm 厚みが0.7mm でヒンジはIMのナイロンヒンジS 幅15mm片側の長さ10mmです。テーブルの高さをスクラップ材を切ってみながら微調整を繰り返し決めました。いい感じに加工できましたが最終的にヒンジの角部分がせるようです、さらにヒンジの厚さが1mmあるので溝の厚みが少し足りません。もう一手間かけないとすっきりしない状態です。今のところこれが解決すれば後ははかどりそうです。
 3月1日

 半円形にヒンジの溝が切れているので、IMのSヒンジの角部分が当たる角の部分の加工がもう少し必要です。取り出した物はDUBROヒンジスローターです。V字になったので角を切り込みかぎになったのでほじくり出します。丸砥石はベニヤ板を切るときに焦げてしまいました。
ヒンジは動翼側にオフセットし抜け止めの爪楊枝も刺しました。コの字金具は1.6mmを使い裏面を掘って埋め込みガラスクロスで補強しました。
9*9ヒノキと3mmベニヤのパーツを切り出しました。モーターマウントは2枚重ねで5.5g 問題は側板が2枚で23.2gになりかなり重めです、この部分は様子を見て小さくすることも考えましょう。
ヒノキパーツを接着すると55.7g、5mmドリルで穴を開けまくり51.6gまでになりました。
パーツが揃ったのでそれらしく組み立てて見るとこんなかんじ。今のところ現行のスーパープライとほぼ同じ重さになりそうです。更なる減量を模索しなければならないがベニヤの側板を小さくする他に減らすのはバッテリーとスピンナー、モーターのコードぐらいか。まだ墜落させそうなのでスピンナーは衝撃吸収のためあったほうがいいと思う。
主翼の前後を入れ替えるとこんな感じですが飛行機としてみるとこっちのほうがバランスがいいように思います。ただ重心位置が前に行しフラップの形がおかしくなるしで問題ありだ。
主翼は胴体の下に着き尾翼は胴体の上に配置と、ここらはUコン復活さんのノウハウから導き出されたものです。
3月8日
軽くするためその1.箱から出した新しいモーターです。スーパープライで使っていたものは度重なる墜落で少しがたが出ているようなので新調しました、2000円ぐらいですから。
スーパープライの時にもシャフトの出っ張りは切っていたので当然ですがコードも5cmほど短くしました。これで2.57gの軽量化ですがコードのみの重さは量っていませんが1gぐらいか、堀越二郎になった気分です。
軽くするためにその2
Uコン脚の取り付けで使われるJボルトは上面にナットが出っ張るのでバッテリーの取りつけの邪魔になり使えないのでプラスチックパーツで止めています。スーパープライではスタントマシンの脚を使っていましたが良くペラを擦っていたので1cmほど長くして2.6mmピアノ線を加工して作りました。
ポイントはこの超軽量のタイヤです。2個で6.18g、ホイルストッパーはアルミ製を使い脚を長くしたにもかかわらず2g軽量できました。
問題の側板ですがおよそ全体が出来たところで重心あわせをしてモーターマウントの位置を決めました。大きめに作っていたので余分を切り取り肉抜きをしました。これで10.45g
完成したのでバッテリーを載せてリードアウトワイヤーを鴨居からつってみるとエルロン方向の傾きは無いようです。このあたりはUコン復活さんのこだわりの設計が生かされています。
こうしてみるとかなり前が下がっています。ヒートンの位置は設計上の一番前と5番目です。楕円翼のためにもっと前に出したくても場所が無いんです、残念。
尾そりはヒートンが指定でしたが尾翼が接地するので1.4mmピアノ線を曲げて作りました。接着はせずに写真のように2mmビスで押さえているだけです。エレベーターホーンは3点止めで高さの微調整が出きるタイプ。ヒンジがちょうどビスの間に来るようになっています。
それぞれの配置はこのようになります。ベルクランクは上面に着きます。下面に着けたほうが素人考えでは上手く収まりそうなのですが、Uコン復活さんの拘りでこちらのほうが性能がいいそうです。今回初めて全てピンヒンジを使ったのですがはじめのうちはリンケージが硬くてヒンジに接着剤が入ったからかと思いましたが、いろいろ調べていくとボールリンクが硬いことが分かりました。リンクトリマーで調整すると気持ちよくスコスコ動くようになりすっきりしました。
製作でひとつ間違いをしました、ベルクランクの補強ヒノキ材が主翼上に付いていますが設計では主翼下面に取り付けるようになっています。
側板ですが細くしすぎたためか製作中に折れてしまいました。中間に添え木をしてカーボンロービングも瞬間で貼り付けておきました。3S1800mAのバッテリーなら調度納まるようになっています。ベルクランクはブローダックの3インチ、大き目の穴があけてあるのでデュブロの4−40ロッド用のボールリンクを使っています。
バルサ保護のために残っていた缶スプレーで色をつけてみましたが黄色が少し足らなかった、それに最後の残りだったので綺麗な霧にならなくて近くで見るといけません。

バッテリー別で 494g
1800mA バッテリー込みで 635g
1500mA バッテリー込みで 617g
となりました、バルサ部分にたまたまミディアムクラスのもがなく軽めのバルサだったのが良かったです。尾翼にミディアムを使っていれば機首を15mmぐらい伸ばす必要があると思います、そうすると10gぐらいは重くなりそうです。

全副 810mm
全長 593mm モーターマウントから尾翼まで
主翼面積 15.5du 設計値
アスペクトレシオ 3.5




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