スーパープライ (SUPER PLY) 2014/7/10
スタントマシンを飛ばすようになって1年がたつが何度修理(墜落)したことだろう?
一応宙返りは出来たがこの先の練習が思いやられる。
たまたまスーパープライという機体のデーターを入手することが出来た。
超 重ね ベニヤ板で出来た凄いやつ と言えるだろう。
壊れにくくF2Bスタントをこなす実力があるそうだ。
2機目のスタントマシンのパーツが有るので使ってしまおう。
今回は電動にして塗装やフイルム張りの手間と重量を省くことにする。
モーターはOSのOMA−3815−1000この状態で160g(OS15LA−Sは170g)。アンプはOCA−240 46g(60ccタンクは34g)。単純に15クラスのパワーということで選んだモーターとアンプだが、エンジン仕様と重さが近いことも選択の理由です。重心位置を考えると軽いものを選ぶと機首を伸ばすか重りを積むことになりますから。 | |
図面では2.7mmのベニヤ板だがホームセンターでは2.5mmのものしかなかった。胴体用のヒノキ棒は10*15となっているが無かったので12*12を選んだ。断面積を考えると10*15=150 12*12=144とかなり近い値になる。ヒノキ棒は3本買ったが57〜71gとばらつきがあり一番軽いものを使うことにした。丈夫さでは15*15も考えたが110gと重すぎだ。 | |
主翼の切り出し、幅は750mm フラップの外側部分も一体にしてみた。重さは158gもあるのにフイルムを張る前の骨組みのように結構ひねりに弱い、大丈夫か思うがどうしようもないのでこのまま組み立てよう。 | |
フラップは3mmのミディアムバルサ。2mmのコの字金具の溝をカッターで両脇に切れ目を入れこの字金具でスリスリして彫っていく。なんとか0.5mm残して溝を作りエポキシで接着後ガラスクロスを瞬間で接着して補強。この状態で20g。 | |
尾翼は図面では4mmバルサとなっているが3mmのミディアムバルサで作った。ラダーのオフセットがかなり付いているが5〜8度となっている。胴体と尾翼一応完成これで79g。 | |
尾翼にはプロペラ後流の影響でかなりねじる力が働くと聞いたので三角材を追加して接着面を増やした。胴体の12*12ヒノキがねじられるのはどうしようもないので祈るのみです。 | |
モーター取り付け部は3mmベニヤの2枚重ねで12*12ヒノキの補強を入れた。2度のサイドスラストを付けました。 | |
バックマウントでモーターを取り付け主翼を所定の位置に借り置き。脚を取り付けるスタントマシンのキットに付いていたJボルトは長さがぎりぎりでヒノキに食い込ませてっやっと掛かっています。ナットが当たるので主翼を少し削らないといけません。電動はバッテリーの移動で重心位置が変えられるのでこの時点では少し前重になっています。 | |
ヒンジの取り付けは Uコン復活さんのブログ http://blogs.yahoo.co.jp/jpn33f134043/24551248.html http://blogs.yahoo.co.jp/jpn33f134043/24556390.html に紹介してある方法を参考にしました。ベニヤが2.5mmなので1mmのピンバイスを使いました。写真のアングルーリキッドはいいです、ポバールは持っていないので使いませんでしたが気持ちよく動くフラップになりました。 |
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リンケージは5mmぐらいのカーボンパイプを使いました。動き止めの穴をあけてピアノ線を中に入れバルサ片を差し込んで固定しています。 | |
ベルクランクには2mmの穴が開いているのでここにはボールリンクを取り付け、エレベーター側はテトラのアジャストロッドです。ホーンはテトラのラダーホーンです。 | |
出来ることならフラップのホーンの位置をもう3mmほど胴体側にするとUP,DOUNのニュートラル感が出るのですがこれ以上はむりです。おまけに舵角を取るためにフラップを削りましたがコの字金具に当たります。カーボンパイプは5mmの太さでもベルクランクに当たりそうでよく考えて作らないと動きが悪くなります。 | |
平面を写して見るとなんだかゆがんで見える? | |
今のところバッテリー無しで580gは切りそうです。 | |
7月29日 組み立てて分かったことですが、ベルクランクの右側を引っ張るとフラップへのロッドとベルクランクの左側のワイヤーが接触してしまいます。出来るだけスムーズに動くようにベルクランクのボールリンクの下にナットを2枚入れてかさ上げし、ベルクランクのスペーサーをさかさまにしてみました。これで引っかかることなく滑らかに動きます。スーパープライは軽量化のためかラインガイドが1個のため普通の長さのリードアウトワイヤーを使うと絡まってしまうので使わないようにとの指示が書いてあります。結局10cmほどのワイヤーにしてみました。 |
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モーター、アンプ、CLタイマーを乗せて完成です。この状態で570gです。 | |
バッテリーはハイペリオン3S−1600mA 25Cで 134g をこの位置に積んで重心位置は前縁より78mmぐらいに収まりました。 | |
初飛行は7月27日に行いましたが、CLタイマーのセッティングが悪く 1フライト1分の2フライトで終了しました。 ベニヤ板の主翼でも普通に飛びましたがイメージがつかめないまま終わった感じです。 ただ、着陸は2回する機会がありますが綺麗に決まったのが嬉しかったです。 |
初めての電動Uコン機なのでデーターを残しておきます。 2014/8/4
一応出来上がった機体のESCにラジコン受信機を繋いでフルパワー時の出力をEメーターで計測しました。
バッテリーは10数回使ったハイペリオンの25C 3セル1600mを使いました。
プロペラは APC 9*6E で 11.53V 23.1A 267W 10320rpm
おまけで KMC 8*6 で 11.66V 17.3A 202W 10950rpm
となりました、どちらも満充電にしてからの計測ですがエンジン用のKMCペラでは効率がいまいちのようです。
メーカー公表のデーターです、脚のサイズからペラのダイヤは9インチが限界と思います。
OMA−3815−1000(私の今回のモーター)
定格電圧 11.1V 定格電流(3分)35A 最大電流((5秒)60V 重量 130g
プロペラ | セル数 | 電圧(V) | 電流(A) | 電力(W)) | 推力(Kg) | 回転数(rpm) |
9*6E | 3 | 12.6V | 25A | 315W | 1.1Kg | 10500 |
9*7.5 | 3 | 12.6V | 30A | 378W | 1.3Kg | 10250 |
ワンポイント:9*6Eで実測23.1Aですのでまあまあのところですが、容量の多いものや50Cなど大電流が流せるバッテリーを使うともっとパワーが出るでしょう。
OMA−3810−1050
定格電圧 11.1V 定格電流(3分)30A 最大電流(5秒)50A 重量 102g
プロペラ | セル数 | 電圧(V) | 電流(A) | 電力(W)) | 推力(Kg) | 回転数(rpm) |
9*6E | 3 | 12.6V | 25A | 315W | 1.1Kg | 10750 |
9*7.5 | 3 | 12.6V | 30A | 378W | 1.3Kg | 10250 |
ワンポイント:9*7.5を使うと定格電流の30Aちょうどですので3分は耐えられるはずですが十分注意が必要です。
OMA-3805−1200
定格電圧 11.1V 定格電流(3分)20A 最大電流(5秒)30A 重量76g
プロペラ | セル数 | 電圧(V) | 電流(A) | 電力(W)) | 推力(Kg) | 回転数(rpm) |
9*6E | 3 | 12.6V | 29A | 365W | 1.3Kg | 10850 |
9*7.5 | 3 | 12.6V | 36A | 454W | 1.3Kg | 9950 |
ワンポイント:どちらのペラを使っても定格電流を越えているし最大電流に近いか越えるのでこのペラを絶対に使ってはいけません。
3種類のモーターは直径は同じで長さが違います。
3805のデータは定格電流を越えていて間違いではないかと思います。
3815と3810のデーターはほとんど同じ値になっています。
実測の電流が23.1Aなので定格電流3分35Aならフルパワーでもウルトラマンのように3分間は戦えるはずですが一応やめておきましょう。
軽量化をするならモーターを 3810−1050にしてESCをOCA-230にすれば48g軽くなりますので悩むところです。
重心位置が大体決まった時点で導入を考えましょう。
初飛行は1フライト1分程度に感じましたがバッテリー残量は85%ぐらいでした。
家に帰りバッテリーを60%ぐらいにするためにもう一度回して時間を計ってみるとなぜか短くなっていて1分と感じたとうりでした。
3分飛ぶように設定したつもりが何かが間違っていたんでしょう。新しいプログラムを入れました。
70%のパワーでは引きがあまり感じられなかったので少し高めの設定です。
アイドルステージ | ファーストステージ | ファイナルステージ | アプローチステージ | アラームステージ | テイクオスステージ | |
自分の設定 | T:30 P:0% | T:2.00 P:70% | T:1.00 P:80% | T:0.03 P:70% | ON P:60% | 最Siow |
本当の設定 | T:.15 P:0% | T:0.20P:70% | T:0.30 P:80% | 同上 | 同上 | 同上 |
新設定 | T:30 P:0% | T:2.00P:80% | T:1.00P:85% | 同上 | 同上 | 同上 |
80%で回っている時のデーターは APC 9*6E 11.54V 14.6A 169W 9030rpm
なので1600mAのバッテリーで6分、余裕を見て5分は飛ぶ計算になります。
今のところフライト時間は3分にしておいてバッテリー残量を実際に計って考えます。
8月15日
手書きで文字を入れてみました、生で見るとひどいですがこのぐらいの写真ならぼろが分かりませんね。
やっと2回目のフライトをしました、雨の合間で風はほぼ無風でした。
1フライト目
パワーを80%にしたのでいい感じの引きになりました。
バッテリーが元気な早めに周回速度を計ると、10周で45秒でした。
Uコン復活さんのブログ クラス別ワイヤーテンションの考察http://blogs.yahoo.co.jp/jpn33f134043/folder/658602.html
を参考にするともう少し早くて良いようです。
ワイヤー長が15.3mで人間分が0.7mで回転半径は16mです。
2分過ぎからパワーが85%に上がるともっと引きが強くなりスタントマシ−ンと同じくらいの感じになりました。
正確に時間を計れませんが設定通りだと思います、着陸も綺麗に決まり一安心です。
水平飛行のみです。
2フライト目
少し余裕が出て機体の状態を気をつけて見ました。
ロール方向の傾きはないようです、ヨー軸方向は主翼のテーパー比が大きいので分かりづらいですがほぼ接線方向のように見えます。
ピッチ軸 もんだいあーーり
綺麗に正弦波を書いたように飛んでいます。上下幅は50cmぐらいか1サイクルが5mぐらい?
ハンドルを動かさなければずーとピッチングしながら水平飛行をしています。
重心位置などでぴたーと飛ぶようになるかこれからですね。
機体を良く見てみるとモーターを胴体の中心に合わせて取り付けたので元設計より軸が6mm下がっていることになる、これも問題か?
宙返りをやってみました小さ目の円ですが自分の目では綺麗に回っているように感じます。
抜けも綺麗に決まり気持ち良いです。5回ほどやってみましたがなかなか大きな円が書けませんでした。
今のところバッテリーは2本しか持っていないので今日も2フライトのみ。
バッテリー残量は1フライトめが48% 2フライトめが45%でした。
宙返りで負荷が多かったので2フライト目のほうが消費が多いのかと考えています。
次回は85−88%ぐらいで様子を見てみようと思います。
アイドルステージ | ファーストステージ | ファイナルステージ | アプローチステージ | アラームステージ | テイクオスステージ | |
次回の設定 | T:30 P:0% | T:2.30 P:85% | T0.30 P:88% | T:0.03 P:70% | ON P:60% | 最Siow |
8月16日
今日もほぼ無風なので充電器を持ってやる気満々でやってきました。
しかしワイヤーを張る時左の直尾翼に足が当たり取れてしまい家まで瞬着を取りに帰るという気になる出だしでした。
1フライト目
今日はESCバッテリーを出来るだけ前のほうに積んでみました。
昨日はできるだけ後ろに積んで前縁より81mmだったのが今日は75mmになりました。
図面の指定位置は65〜70mmですからまだ後ろですが理論値は85mmなので中間ぐらいです。
昨日気になったピッチングは少し残っていますが問題ないです。
周回速度は80%→85%にしたが10周で45秒と変わりなし。
バッテリー残量 40%
2フライト目
宙返りをやってみますがあまり大きな円がかけません。
初めて連続宙返りをやってみましたが2回目は半分ぐらいの大きさの円になりました。
これはパワー不足ということか。
バッテリー残量 40%
3フライト目
充電をしてさらに飛ばします。
結構な引きを感じますが連続宙返りはやはり2回目が半分ほど。
慣れてきて油断していたのか宙返りの抜けが低すぎて地面に接触して終了。
脚が曲がりペラとモーターを擦ってしまいました。
OSモーターのロゴのところに傷がついてしまい残念。
おまけに缶の中に土などが入ったので家に帰ってからばらして掃除をしました。
新しいセッティングに変えました
アイドルステージ | ファーストステージ | ファイナルステージ | アプローチステージ | アラームステージ | テイクオスステージ | |
次回の設定 | T:30 P:0% | T:3.00 P:90% | T0.30 P:93% | T:0.03 P:70% | ON P:60% | 最Siow |
ファーストステージを30秒延ばしパワーを5%上げました。
Eメーターで測定してみると 11.69V 21.6A 252W 10110rpmとなりました。
フルパワー値は 11.53V 23.1A 267W 10320rpmなのでこのあたりが限界か。
機体を点検して問題ないし時間もあるのでもう一度飛ばしに行くことに
4フライト目
後ろ目の重心位置に変えて飛ばしてみました。
ストップウオッチで計るわけではないのでアバウトですが10周44秒かな気持ち早くなりました。
昨日2フライト目のピッチングは見事でした今回もピッチングはあるものかなり軽い感じであまり気にならないレベルです。
前重心にすると安定が良くなることがわかりました、後はどこらに決めるかが問題です。
バッテリー残量 Eメーターの測定で数秒回していますが 23% ほぼいい感じの残量になりました。
5フライト目
3フライト目が早く終わったのでエクストラフライトです。
90%にしたので十分な引きを感じますが連続宙返りではやはり2回目は半分ぐらいの大きさと変わり無しです。
そういえば背面の時は手の甲を上に向けて飛ばす良いと聞いたのでその練習で正面でやってみました。
この状態は自立安定がないのでちゃんと操縦をしないと機体が大暴れをします。
手首で操縦しようとすると加減がわからずやはり大暴れ、腕を前後に動かすことでなんとか飛ばしてみますが あああーー
打ち間違えた 浅い角度で地面に接触 ESCとバッテリーが別々に飛んでいきました。
ペラが折れてバッテリー固定台の3mmバルサが割れたり潰れたり、CLタイマーのコネクターのピンが曲がってしまいました。
脚のピアノ線は良く曲がって衝撃を吸収しているようです(写真ではすでに伸ばしています)
機体は主翼が胴体から少し剥がれかかったぐらいで問題なし、メカも問題無しで丈夫さを実証してくれました。
背面練習には上面にピアノ線のスキッドがいるんじゃないですか?