スーパープライ (SUPER PLY) その2 モーター ESC交換 2014/8/24


今までに約9フライトしてそれなりに飛んでいるが問題点が二つ
わずかだがピッチングが出るのと連続宙返りで2回目が小さな円になること。
この症状は製作記事にも重量が重いかエンジンパワーが不足と書いてある。
軽量化のためにモーターの交換を考える。
小川精機(OS)に電話してみた

私:15クラスのモーターを考えているんですけど。プロペラデーター表が3815も3810もほとんど同じですけど。
OS:安定化電源を使って計ったデーターです。小さいペラだとあまり差が出ません。
データーをコピーさせてもらいました、大きなペラほど電力は大きくても推力に比例してない部分があります









私:3805のデーターはほとんど電流値を越えていて使えませんよ
OS:パイロンでもなければ全開で飛ばすことは数秒でしょう
私:Uコンに使うんですけど
OS:、、、、、、
私:もう少し実用的なデーターを載せてもらえませんか
OS:今のところ予定はありません

ということで2820はパワー不足、3805は電流値が高すぎなので3810にしよう。
9インチのペラを使うのは初めから予定していたんだから3810を選んでおけば良いのに
ただ重心の問題でエンジンの重さに近い3815を選んだ自分は無駄遣いしただけか。




下が新しく買った OCA−230とOMA3810−1050 と3S35C1800mAバッテリー
モーターとESCで48g軽くなります。
HP1600は134gに対してKypom1800は容量が増えても143gと9gの違いです。
新しいバッテリーを充電してデーターを取っておきました
APC 9*6E 11.73V 21.3A 250W 11070rpm
APC 9*7.5E 11.41V 25.3A 289W 9420rpm
CLタイマーファーストステージ90%で測定
APC 9*6E 11.62V 20.0A 232W 9870rpm

ピッチング0の完全ニュートラルを目指して重心位置を探るのも大事だがモーターの出力軸を上に持っていくのも良いらしい。



オリジナルでは胴体上面が基準だが私は何も考えないでマウントを作ったので胴体中心に軸が来ていた。
それを今回は胴体より10mm上にしようと切ったり張ったりしてみたが最終的に工作ミスがあり胴体上面より9mmで仕上がった。



バッテリー別で523gとなりました、期待が持てる重さだね。


8月27日
早めに帰ることが出来たので待ちきれなくて早々飛ばしに行きました。
9*6Eペラと1800mAの組み合わせで

1フライト目 重心位置 70mm
前回より引きが良くなった感じがします、データーではわずかに前のモーターのほうがパワーが上ですが軽さが重要のようだ。
周回速度は10周43〜44秒と気持ち早くなっている。
問題のピッチングはほとんど気にならない。
バッテリー残量 36%

2フライト目 重心位置 65mm
完全にニュートラルが出た飛びというものがどれぐらいか分からないがかなりピターと飛ぶようになった。
連続宙返りに挑戦するがやはり2回目が小さい。
バッテリー残量 35%

9*7.5Eペラと1600mAの組み合わせ
3フライト目 重心位置 75mm
さらにスピードが出てきました、周回速度は10周41秒ぐらいしかし飛ばしにくいとは感じない。
問題のピッチングですがほとんど無いように感じました。
しかし意識してハンドルを固定してみると徐々にピッチングが出てきます、そのままにしているとだんだん振幅が大きくなってきます。
2週ほどそうしてみると1週で3サイクルぐらいで振幅は1mいじょうになってきます。
そのままにしているともっと凄いことになるかもしれませんがやりません。
意識しないで飛ばしているとピッチングはほとんど気にならないので少しは操縦しているんだと思います。
バッテリー残量 15%

4フライト目 重心位置 65mm
気持ちよく飛んでいます、結構薄暗くなってきました。
連続宙返りは少し改善してきましたがまだまだですね←腕のほうが大事じゃないの。
記事にはこのような場合の調整としてフラップの舵角を減らしてみるとあるので次回やってみよう。
バッテリー残量 15% 1600mAのバッテリーではこれが限界ですね。

重心位置は理論値では85mmなのだが実際に飛ばしてみると記事に書いてあったように65〜70mmがいいように思う。
ラインガイドの位置は85mmの重心で合わせているので65mmでは外向きに飛んでいるようだ、テーパー翼なので分かりにくいです。
15mmほど前にするとまた少し飛びが良くなるかも。


8月30日



モーターが軽くなったのでバッテリーはこのぐらいの位置でESCを上に載せています。
9*7.5Eペラと1800mAバッテリーの組み合わせでラインガイドの位置を10mm前にしましたがリンケージは変更なし。
風は2〜3mぐらいです。

1フライト目 重心位置 70mm
やっぱり少しピッチングが出ます。
周期の加減もありますが風に向かう時が上昇しやすいように感じます。
バッテリー残量 26%

2フライト目 重心位置65mm
まだ少しピッチングが出ます、ほとんど気にならないですけど。
正面状態では自動的に当て舵を打つこになるので良いんですが背面の時が心配です。
もし舵を打たなければ自動的にぶれが大きくなることになります。
バッテリー残量 25%

3フライト目 重心位置60mm
60mmの位置でもちゃんと飛びますしスピードも早くなったような気がする。
宙返りをするとかなり大きな円が書けた。
調子に乗って連続宙返りをしてみると2週目もそこそこの大きさで出来た。
腕が上がったと言うよりもスピードが上がったからのように感じる。
しかしそのうち舵が重くなってきて操縦できなくなって高度が徐々に下がりモーターが回ったまま着陸してしまった。
実は8月16日のフライトでワイヤーによれが出来て気になっていたんです。
それにハンドルピッチを前回の飛行時から89mmから69mmに変えています、
そのためにワイヤーが絡まったのではないかと思います。

9月7日
夕方時間を作ってフライト、バッテリーを4本持って1時間ほどで帰ってこられます。
ストップウオッチを買ったので速度の測定が目的です。
使用プロペラは APC 9*7.5E ワイヤー長さは 15.3m

1フライト目 重心位置65mm 1800mA
39秒52 残量 26%

2フライト目 重心位置60mm 1800mA
38秒89 残量 25%

3フライト目 重心位置62mm 1600mA
38秒56 残量 14%

4フライト目 重心位置57mm 1600mA
39秒31 残量 14%

目標物を決めて自分でストップウオッチを押して計りましたがいい線ではないでしょうか。
バッテリーの容量が違うものの、60mmあたりを境に前でも後ろでも周回速度が遅くなるようです。
このぐらいの速度ならそこそこの大きさの円がかけますが連続中返りはしていません。
設計者の指定重心位置は65〜75mmですが、60〜65mmあたりが今の自分の飛ばしかたでは良いようです。
60mmが一番ピッチングの症状も少ないです。
次回は 9*6Eペラで少し速度を落として宙返りの感じとピッチングの様子を確かめてみようと思います。

9月28日
リンケージを変更しました。
ベルクランクからフラプへのホーンを22mmから28mmにしてエレベーターホーンを短くしフラップダウン35度エレベーターアップ45度としました、
製作上のミスで逆舵はやや舵角は少なめです。



バッテリーを2本追加しました、裏面には滑り止めのマジックテープを付けています、今回のは3g程軽くなっていて 141g。
早速充電してデーターを取りました APC 9*6E。
ラジコンでフルパワーにして 11.64V 23.7W 276W 10170rpm
もう片方はタイマーを使い90% 11.64V 20.9A 245W 9870rpm
以前計った時と似ていますが今回のほうが電流値とワット数が少し上がっています。
同じバッテリーを使えばほぼモーターのパワーは同じと考えられます。
そこで重心位置とラインガイドの位置の違いで周回速度は変わるのかを実験してみました。

APC9*6Eを使い重心位置より4度後方がラインガイドの理想的とのことなので計算して決めました。



見掛けは良く無いのですが5mm間隔で穴を開けて動かせるようになっています。
重心位置に合わせてラインガイドの位置を変えていきますがスーパープライはラインガイドは1個です。
離陸して2周目から10周分を計測しました。
70mm=41.12秒  65mm=41.06秒  60mm=50.07秒 55mm=41.21秒 
60mmの位置の時はパワーが無いように感じましたが周回数の間違いかバッテリーが不機嫌だったのかと思います。
設定重心位置に対して適切なラインガイドの位置であればほぼ速度に変わりが無いようです。

重心位置を60mmとした時にラインガイドの位置を変えると速度はどうなるのかを試してみました。
すぐにバッテリーを充電して飛行しました。4度後方を0mmとして
10mm前=36.51秒  0mm=41.40秒  10mm後ろ=40.77秒  20mm後ろ=41.63秒
10mm前は9周分で数え間違えかなもう1周分を計算してたすと 40.56びょうになりますが、、、
60mmで4度後方は 41.40秒なのでやや遅めですね
1周およそ4秒ですから1秒で1/4周しますのでストップウオッチの押し方での誤差はせいぜい0.05秒ぐらいだと思います。
今回の実験ではこれといった結果が出ませんでした 残念。


10月9日
9月28日のフライト結果は一度だけでは正確度が疑問なのでさらに飛ばしこみました。
ペラは APC 9*6E 風は微風
重心位置は前縁より60mm後方 ラインガイドの位置は4度後方の位置を0mmとする。
ラップ機能を使って10周目と20週目のタイムを記録しました。

前方10mm 0mm 後方10mm 後方20mm
9月28日 36.51  41.40 40.77 41.63
10月8日 41.08
記録なし
40.88
1.25.18
40.17
1.21.40
41.29押し遅れた
1.22.35
10月9日 41.14
1.22.91
40.99
1.22.94
41.12
1.23.47
41.01
1.23.25

10月8日の記録はストップウオッチのラップタイム操作に慣れないためやや不正確かもしれません
10月9日の記録では、10周で0.15秒 20週で0.56秒と最速と最遅の差は出ました。
もっと数を飛ばせばきちんとしたデーターが取れるでしょうがスーパープライのような棒の胴体では差が出にくのかもしれません。
機会があれば側面積の大きな機体で試してみたいです。
次は背面飛行に挑戦ですが、ラインガイドは4度後方で飛ばすことにします。


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