スーパープライ Z GP+  2015年12月15日

2014年8月に元祖スーパープライを飛ばしてからその丈夫さに助けられて背面をマスターして
Uコン復活さん設計のスーパープライEP−Zで横八の字までマスターできました。
Uコン復活さんによると楕円翼にしたことで性能が良くなったそうですが
私としてはずんぐりした楕円翼で飛行中の翼の反りが少なくなったのが性能向上に利いたのでは思っていますがどうでしょう?

先日模型雑誌を読んでいたらパイパーカブの翼の支柱の加工の記事がありました。
支柱をつけることで丈夫になる?Uコン機にも着けて良いのではないか?

元祖スーパープライは重くなるので塗装などはしない設計でした。
エンジンでは油でべとべとになるので私は電動で飛ばすことにしたわけです。
支柱で支えることにすれば多少肉抜きしても問題ないように思います。
その重量分でフイルムを張れば重さは同じで支柱により剛性も上がるのではないかと考えました。
OS15LAがあまっているのではたして私の仮定は正しいか作って見ましょう。

ネーミングはスーパープライの最終版で Z エンジン仕様なので GP 支柱が付いているので + としました。

翼の形はEP−Zと同じです。
この状態で165gで面積からするとリブ組より大分重めですね。
このベニヤ板は1duが15gほどあります。
支柱は4mmのアルミパイプの予定で15gと他に材料が少し。主尾翼の面積が20du程でフイルムの重さは20gぐらいの予定。直径6,8,10cmの円を作って肉抜きのイメージをしてみた。8cmと10cmの穴をあければ38gぐらい抜けそうでおよそ+−で0になりそうです。支柱がどれぐらい剛性の強化に役立つかが問題ですが空気抵抗などを引いても効果ありと思っているので作ってみましょう。
サークルカッターで切り取りました。この状態で128gと37gの減量でほぼ予定通り。
尾翼は4mmバルサで24.4gと取り付け台。フラップは3mmバルサでコの字金具込みで15.5g。
胴体材料は元祖スーパープライとおなじ15*10のひのき棒。主翼面積が増えた分尾翼面積も増え動体の長さも少し増えています。10*5のヒノキを挟む事でエンジンマウントの大きさの25mmの幅を確保しています。このあたりは元祖と同じ作りです。
さてヒンジ溝の加工ですが今回もテトラのナイロンヒンジSを使いヒンジビスのみで取り付けます。ボール盤にヒンジ溝よう丸鋸歯を取り付けてスクラップ材を切ってみて真ん中に溝が切れるようにテーブルの高さを調整して行いました。ベニヤ板が2.5mmフラップが3mm尾翼が4mmと厚さが違うので調整が面倒でしたが今までで一番綺麗に加工出来ました。
テトラのヒンジビスは一番短いものが4mmなので裏に飛び出してしまうのでスクラップ材にねじ込んでグラインダーで削って短くしておきます。
オラライトのクリアーイエローを貼りヒンジも取り付けてARFの状態になりました。胴体の塗装をしないといけませんが組み立ててからにしましょう。写真に写っている主翼一式 160g、尾翼一式 30g、胴体一式 68gとなりました。他に支柱のポストがいりますね。
ポストは15*10ヒノキの余りから削りだして5cmほどの長さにしてエポキシと3mmビスで取り付けました。支柱はペンチでつぶして2mmビスで取り付ける予定。マスキングして塗装の準備ができましたがウレタンの刷毛塗りのいつものやり方が簡単ですね。
2016年3月6日


ざっと完成しました。なんともかわいい感じがします、イメージは4つ星てんとうむし。
裏面の支柱はこのようになりました。
少し寄ってみると、穴を開けた部分のフイルムが裏表で引っ付いてしまったのがわかるでしょうか。
さらに寄ってみるとヒンジビスや支柱留めのビスの感じもわかりますね。ただ工作精度がいまいちで少し主翼がねじれています。あちこちでプラマイ 0 になり真っ直ぐ飛んでくれるといいんですが。
オリジナルのスーパープライの尾そりはヒートンとなっていましたがそれでは尾翼が接地するのでピアノ線でそりを付けています。このヒートンはほかの目的で使用します。ぶら下げて保管するのに便利です。
エンジンを載せようとしたら燃料の入り口が壊れていました。記憶にないんですがスタントマシンで墜落した時に折れたんでしょう。パーツとしてはカバープレートと一体なのでもったいない気がしますがOSに注文すると¥370円だとか、、、ついでに 46LAをUコンにするためのベンチュリーとニードルノズルも注文。
2016年3月13日

エンジン、タンクを載せて完全完成。上の機体のみの写真よりエンジンが載ると全体にしまりが出た絵に見えます。タンクは4度ほど傾けて積んでいます。ベルクランクはブローダックの3インチ。エンジンOS15LAにAPC8*5のペラで完成重量は623gとなりました。スーパープライEP−Zのバッテリー込みとほぼ同じ重さです。
やはりエンジンのほうが模型飛行機という感じがしてなんだかわくわく感があります。
前から見てもエンジンが全部見えるので手作りの模型飛行機って感じですね。
ピンボケになりましたがエンジンはマウントプレートを使って取り付けています。そのためにスプレーバーの位置が高くなったのでタンクもそれに合わせて高くなるように取り付けています。ユニフロータンクにしてマフラープレッシャをとっています。


2016年3月13日
完成まで結構時間がたちましたがやっと初飛行をしました。
燃料はラジコンで使っているクロッツの20−20(ニトロ20%)

1フライト目
かなり甘めですが思ったより引きがあります。
はじめに驚いたのは水平飛行がかなり安定していることです。
1号機のスーパープライはかなりピッチングしていましたしEP−Zも多少ありました。
しかしこの機体はパイナッピー並みにほとんど真っ直ぐに飛行します。
ウイングオーバーや宙返りをやってみると上を向くとエンジンの回転が落ちて安定しません。
背面に入れてもほとんどピッチングがないのですごいです。

2フライト目
少し絞ってから飛ばします。
まだ上を向くと回転が落ちて止まりそうです。
燃料が半部ぐらいになるとだいぶ改善してきます。
上空で引きが弱くなりますがなんちゃって第2種が飛ばせました。
もう少しエンジンが元気に回ればFBテイスト並みのとびができると思います。

3,4フライト
ニードルを調整しますがどうしても上を向くと回転が落ちすぎます。
その分降りでも回転が上がらないのでゆっくり降りてくるので引き起こしのタイミングがつかみ易くていいんですが。

重くなった分のパワーが欲しいです。
エンジン機はあまり飛ばす機会がないのでエンジン調整がうまくできませんがエンジンさえよく回れば面白い機体だと思います。
風船割には使えます。


2016年7月29日
しばらく飛ばしていませんでしたが真夏の日中ならエンジン音もセミの声と混ざってわからないだろうと飛ばしてきました。
OS純正のUコンエンジンはニードルがバックプレートにあるリモートニードルですが、キャブに直付けの昔ながらタイプに変えました。
エンジン回転の安定が良くなったようです。
1フライト目からビデオ撮りました、傾きや主翼のそりを確認するためです。
支柱のおかげで問題ないようです。
苦手の八の字系を何度もやってみますがどれも2回目の逆宙がくずれます。
横八は1回だけ出来ましたが逆宙に入る時にかなり機速が落ちてしまいます。
セッティングの仕方もあるのでしょうが機速を落とさない飛ばし方が出来ないと2種は出来ません。
2フライトめでは何とかテンションを保とうと走り回りましたが横八の字の逆宙で接地、墜落してしまいました。


OS15LAとE−MAXのモーターではモーターのほうが少しだけパワーがあるように感じました。
揚力が少ないベニヤ板の主翼ではパワーで引っ張るしかないので20クラスやモーターを良い物にすると2種がやりやすくなるかもしれません。
翼に支柱をつけて反らないようにしても飛行性能の向上はほとんど感じられませんでした、ただピッチングがほとんど無くなりました。


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