O ドラEえもんのエアロサーファー 2006-4-27
思い起こせば2000年の夏、あのハンノ プレトナ が来日し笠岡のフライトショーで空飛ぶ馬をフライトしました。
その時私はグローの90クラスの ドラえもんのエアロサーファーを飛ばしたのです。なつかしいな〜 遠くを見る目
プレトナの空飛ぶ馬は本体は障子にフィルムを張ったようなもので翼型などしていませんでした。
私の方は発泡スチロールでSキャンバーの翼型をしていて、密かに勝ったと思いました。
ただプレトナの方はダウンスラストが凄く付いていたのをしっかり確認しました。
最近90クラスのドラえもんを友人に譲ったので今回は電動の小さいのを作ってみることにしました。
今回はEPP以外は全て手持ちのパーツで事足りました、安上がりです。
こんなこといいな出来たらいいな、
のび太:ドラえも〜ん たまにはたけこぷたーじゃない物で空を飛んでみたいな〜
ドラえもん:しょうがないな〜 それじゃ〜 エアロサーファーなんかどう〜
のび太:こんなもんで空が飛べるの、やってみようか?
45倍EPPより切り出してもらいます。 ボードは幅45cm長さ70cm、垂直部分は高さ45cm前後25cm。 |
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モーターマウントの3mmベニヤが入るように切込みを入れてもらいました。サイドスラストは0、ダウンスラストは7度 だったと思う? | |
操縦はエレボンになります、動翼一体切り出し。片方の動翼の大きさは20-12cm。 | |
ボードは下面フラットのSキャンバー(オリジナル翼型)最大厚は45mmで、後縁部分は厚めに作って補強無しで済ませます。 | |
垂直部分は対象翼型、しかしなんとなく歪んで見えますが気にしない。厚みは30mm。 | |
垂直部分はドラえもん風に切り取ります。カッターとサンドペーパーで全体を滑らかに仕上げます。鬼太郎とオバQ に見えます。 ドラえもんが 37g、ボードが 160g で仕上がりました。 |
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3mmベニヤでモーターマウントを作り差込接着します。切込みがあるので簡単に出来ます。 | |
垂直部分にポスカで色を塗ると何とかドラえもんに見えてきました。 | |
ヒンジラインから2cmほど前に1mmカーボンロッドを埋め込み補強します、上下面ともです。サーボの穴を掘ります、サーボより少し小さめに切込みを入れてマイナスドライバーでほじくり出せばOK. | |
ギヤマウントを作ります。 メインギヤは2mmのピアノ線で作ります。3mmベニヤの台に2mのベニヤから切り出したものを貼り付けて、裏側に10mmベニヤを貼り付けてOK. テールは3mmベニヤを適当に切った物に1.2mmのピアノ線をビス止め。 |
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10mmベニヤの部分だけ埋め込むようにして接着。ピアノ線はビスの頭で押さえるようにします。 | |
ボードの裏面はこんな感じ、脚はビスを外せば取り外せるのでしまうのに場所をとりません。 | |
垂直部分のメス型を1cmほどにスライスします。 | |
ボード部分のメス型の上部を幅3cmほどスライスします。全てのメカを仮積してみます。スライスした物をボードの上に置き、ドラえもんを前後に動かして重心位置が25%(動翼の後部から49cmの所)になるように位置を決めます。 | |
位置が決まったらスライスしたボードの上部メス型をドラえもんの下に接着します。乾いたらドラえもんの翼型になるように整形します。 | |
1cmにスライスした物をボードに接着します。ドラえもんとは接着しないで取り外せるようにしておきます。 | |
張り線のアンカーを作ります。8mmのカーボンパイプがあったのでそれをぐりぐりして穴を開けます、細長いマイナスドライバーでほじほじして5cmほどの穴を作ります。8mmのバルサ棒を5cmに切って埋め込みます。前後左右4箇所ほど適当な所に作りました。 | |
後ろ側はこんな所に1mm厚のアルミ板から切り出してバルサ棒にビス止め。 | |
前側は厚みがあるのでアルミ板は長めです。テトラのワイヤーリンケージ用のパーツを使っています。 | |
ドラえもんは高さの2/3の位置にワイヤーを通しました。PPパイプを突き刺して、15mm角に切ったビデオテープのケースを補強に貼り付けておきます。そして釣り用のガン玉をかしめて、ドラえもんが左右に動かないようにします。これをしておかないとワイヤーが滑ってドラえもんがぐらつきこけてしまいます。 | |
バッテリーの固定には、ボードに細いカッターで貫通の切込みを入れて二つ折にしたグラステープをマイナスドライバーで押し込んで、マジックテープを張りつけて止める様にしました。 | |
エレボンなのでサーボは2個、ウエイポイント060で何とかいけそうです。 | |
全体のメカはこんな感じです。最終的にバッテリーの移動で重心調整が出来るように、この時点ではまだバッテリーは後ろ気味にしてあります。これで重心位置はボードの面積の25%の位置になります。ワイヤーの前側のワンカー部分が25%位置にしました。 | |
諸元:
ボード部分 全長 70cm 幅 45cm 最大厚 4.5cm
ドラえもん 身長 40cm 前後長 25cm 最大厚 3cm
サーボ ウエイポイント 060*2 受信機 GWS R6N モーター AXI 2212/26 アンプ CC−20 プロペラ GWS 1060
上記メカでバッテリーなし重量 390g
バッテリー PQ−1200XP−3S で 最大負荷時 10.77V 12.0A 129W 8610rpm
フライトインプレ
初飛行 2006..4.16
出来たら早く飛ばしてみたいものです、しかし当日は風が強く、8m前後の風が朝から吹いていました。
夕方になっても変わりありませんでしたが、我慢できずに飛ばしてみました。
前作のグロー90クラスのドラえもんはこのぐらいの風で何度か飛ばしたことがあります。
風に正対ささせてスロットルを上げていくとほとんど滑走もせずに飛び上がりました、パワーは充分です。
しかしコントロールが出来ません。特にピッチングがひどく大波に揺れる小船のようです。
地面に激突させないのがやっとで何とか場周を回って難着陸ができました。
風のためなのか、基本的な設計の間違いか、重心位置の問題か、コントロール系の問題か分かりませんがこの日はまともに飛びませんでした。
1週間後 2フライト目 2006.4.23
今日は風が弱いです。
まず重心位置が気になったので出来るだけメカを前に持ってきて面積の22%ぐらいにしました。舵角も減らしました。
風に正対させてじょじょにスロットルを上げていくと5mほど走るとあっさりと離陸しました。
上空で暴れることもなく素直に飛んでくれます。やっぱり風のせいでした。90クラスとなんら変わることなく飛ばしやすいです。
しっかりつけたダウンスラストのおかげで背面もいけます、当然背面の方が安定します。頭がこすれるほどに降ろすとやっちゃいました、脳天着陸。
しかし軽いこととEPPのおかげでドラえもんの頭の色が少し薄くなっただけで済みました。