事故調査委員会
ここでは悲惨な航空機事故の現場に居合わせた証言者の勝手な意見を私なりにまとめてみました。
(見解に大きな間違いがある場合はお知らせ下さい)
O 2003−5−18 名機 アストロホッグがノーコン
2003−5−18 一年ぶりに飛ばしに来たとのことだったが、沖田さんの名機アストロホッグが上げたトタンにノーコンで墜落。 さて原因はなんだったのか? |
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エンジンはOS−60の初期タイプ これだけは無事なようだ。コレクターズアイテムと言えるだけに、ほっと一息。 この機体は本物のキットは取って置いて、コピーして作った完全自作のものだったそうだ。絹張りにドープ仕上げ、エンジンといいマニアック、修理しますとの話だが期待したいです。 |
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なんと原因は メカ用のバッテリーの充電忘れ。 前日しっかり充電したと言う沖田さんだがバッテリーチェッカーで調べると0.顔が青くなった。充電したのは内装プラグヒートのバッテリーだけだったのだ。しばらく触らないとメンテナンスの仕方を忘れたりするモンです。飛ばす前にはバッテリーのチェックを心がけましょう。 |
O 2003−3−23 大型機同士の空中衝突
その事故は皆が飛ばし疲れた午後3時ごろ起きた 久しぶりの良い天気に気合いを入れて飛ばし疲れた者が車座になって空中撮影の話題で盛り上がっていた時だった。 バキーと鈍い大きな音がしたのでその方を見ると大きな物体が粉を振りまきながら、ゆるい放物線を描いて地面に落ちていった。 操縦者以外にその瞬間を目撃した者はいなかったようだ。 3分の1と4分の1のカブ同士の空中衝突だった |
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無残な姿になって土手に横たう3分の1カブ、左の翼はもぎ取られてあらぬほうに飛んでいってしまった。 |
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一方4分の1カブの方は、右翼と胴体前半分のみ 他の部分はもぎ取られ四方に飛散していた。 |
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残骸を集め事故調査委員会のメンバーが現場検証をする 機体が大きいだけに衝突する可能性は高いわけだが、今回はほとんど正面衝突のようだ。 ラジコンの場合相手の機体を見ながら飛ばすことは出来ないので助手の指示や音で判断するしかないが、狙っても当たらないものなのにこんなこともあるもんだ OH MY GOD 両機の製作者のKさんは、少しがっかりしたよだが、すでに次の大型機を製作中で拍車がかかりそうだ。 3分の1の新オーナーになったはずのTさんは大物が片付いてすっきりといった風に見えた。メカを前オーナーに返せば一件落着。 |
O 2003年早々色々な事故がありました
2003年の幕開け残雪が見られる、我が福賀飛行場では、次々に航空機事故が起こったのだ。 その1 去年結婚して今年は家を建てる(飛行機の製作場所が欲しいばかりに無理をしているとのうわさだが、無理が出来るだけでも羨ましい)上村さんの新作セダクション90、これはワンフライトの後の写真です。満面笑みですが良く見るとあちらこちらに傷が、良く言えば胴体着陸をしてしまいました。 本人曰く、レーザーカットの精度が良かったのでギヤーマウントも瞬間で着けただけ、剥がれた跡を見るとリブの側だけは着いていましたが他の三方は全く接着していませんでした。(なんだか自分の工作を見るようだった) |
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着陸は本当に綺麗でただギヤーが引き込んだけかと思いましたが、接着が弱く脚が飛んで主翼のプランクを突きぬけ尾翼も貫通の穴が開きました。飛行上の強度に問題はありませんが綺麗に直すのは大変です。最近のスパツの付いた機体は脚が飛んだ場合主翼に付き刺さるので注意が必要です。 対策 ギヤーマウントは隙間なく作りエポキシ系の接着材を使いましょう |
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こちらも新作を引っさげての小池さん。タキシング時に足を取られてひっくり返り、二度目にテイクオフ。どうやら一回目にキャノピーに傷が出来ていたようで、すぐにキャノピーが飛んでしまいました。何とかトリムjを合わせ順調に飛んでいましたが今度は何かがひらひらと飛んでいってしまいました、確認すると右翼下面のフイルムが剥げています。しかし結構安定良く飛んで無事着陸。本人の笑顔がものがったています。 YS63を積んだ石井模型の完成機だそうです。なぜだか皆が納得しました。石井模型の飛行機はフィルムがはがれても良く飛びます。 |
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藤田のビートオンもやっちゃいました。最近G2を仕入れてトルクロールの練習をしているのですがその感覚で飛ばしたら打ちミスです。現実の世界ではしっかり壊れてしまいました。次の機体が出来ているとはいえビートオンは気に入っていたのでお蔵入りで保存するつもりだったのに、 | |
写真ではそんなに壊れてない様ですが、わりと華奢な作りなので、エンジンマウント、主要前後の胴体が折れていまいた。主翼も前縁からプランクが2箇所ほど折れていました。 修理してまで飛ばす気になれず、飛行場で今年初の火葬になりました、アーメン 南無阿弥陀仏 あ、大変なことにきづいた。この三機は全てが裏面が紺色だ、今年の厄色か? |
● ゼノア74ccアンプ式のエンスト 2002.6.2 オハイオ 87インチ ジャイルズ
あまりに悲惨なため御見せできません。 (呆然自失で写真を撮る気力がなっかた) |
前回エンジンポロリをやった機体が見事復活、華麗なフライトを見せるはずだった、、、、しかし離陸して第一旋回をする前にエンスト、不時着大破となってしまった。(本人かなりショック) |
原因:ベテランの意見では、絞り過ぎとのこと。エンジン調整の時にレスポンスが悪かったのでハイ、スローとも1/8回転ほど絞めたのがとどめだったのか?最近慣れてきてついつい絞り過ぎの傾向があるのかもしれない(大反省)ガソリンエンジンは止まらないと一般に言われていますが噂では結構止まっているみたいです。充分キャブの調整をしましょう(ちなみにうちのクラブではここ2ヶ月で4機がエンストし2機が大破1機が中破しているがエンストの原因は色々である) |
○ ゼノア74ccアンプ式のエンスト 2002.4.28 オハイオ 84インチ スホーイ
突然のエンストでなんとか滑走路に降ろしたものの脚が飛んで胴体と主翼に穴をあけ、マフラーをこすったために防火壁から取れてしまった。なのに嬉しそうにピースサインをするオーナの田中さん。(彼は全く同じキットの4機目の生地完を持っているのです) | |
原因はアースのコードの断線だ。圧着端子の所で切れている。コードを束ねていたのでGによって大きく振動した様だ。コードが長い場合短く付け直すか、かえってぐちゃぐちゃの方が良い様だ。または圧着端子の所からシリコンチューブを被せるのも良いらしい。 | |
強度テスト、70kgの田中さんが乗っても大丈夫。10kgの機体なら7Gまでは大丈夫なことが実証された。右翼の部分プランクの所にタイヤの大きさで貫通していたがスパーなどは無事な状態だった(中央部はFRP補強有り) | |
最後はバーベキューにされた(環境に良くないので辞めましょう) |
○ 動翼の脱落 2002.3.3 テトラ ルーキー20
新人(ラジコン初体験)の實能田(みのだ)さん 最近の若者にしては貴重な自分で組んだルーキーを持って来ました。 ベテランからのアドバイスをうなだれつつ聞いている實能田さん |
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事の顛末は 飛行前各部のチェックを受けOKが出ての2フライト目、トレーナーコードを付けていたのにきりもみで墜落。ベテラン教官に非難ごうごうでしたが、機体を回収して調べると動翼がほとんど外れています。IMのナイロンヒンジを刺して瞬間を垂らしただけだったのです。さすがに機体チェックでは分かりかねます、教官も名誉回復で一安心。 |
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墜落のショックかほとんどの動翼が外れています。ナイロンヒンジはエポキシと抜け止めのピンを使いましょう。もっと簡単なのはイージーヒンジに瞬間ですが、組み合わせを間違えると、とんでもないことになります。ゴム止め主翼のトレーナー機ですので、機体は小破で済み近いうちに復活するでしょう、イキナリ身を持っていい勉強をした新人でした。 |
○ エンジンの脱落 2002.2.23 オハイオ ジャイルズG300 ゼノア74cc改
症状 | 高度100mぐらいを中速で水平飛行中に突然エンジン部が脱落した。エンジン部はまっさかさまに、機体部はZの字を描く様にひらひらと落ちて行き最後は見事なテールスライドで着陸。 |
原因 | 外れたところの接着具合を見ると6,7割ぐらいしか付いていなかった。完全な製作ミスだ。 |
対策 | 上質のエポキシ系の接着剤を使い必要なら暖めて気合を込めて付けましょう。最近我がクラブでは竹釘の使用が増えている。1−2mmの竹ひごをドリルで開けた穴に差すのだが、方向を変えて穴を開けより抜けにくくしている。 |
その他 | いつものことですが、機体捜索にご協力頂きました皆さんありがとうございました。明日は我が身、クラブ員の団結はありがたいです。 |
回収した状態です。現場ではエンジンは他のところでしたが、主翼は当然繋がったままでキャノピー部分だけが取れて正立の状態でした。 | |
テールスライドで着陸したのでラダーのカウンターバランサーが取れただけで他はほとんど無傷です。重たいエンジンが無ければ機体のダメージは少なくて済む様です。安全委員会からエンジン部分をチャンと直せば飛行しても良いとの許可が出ましたので修理したいと思います。 | |
脚周りも全くの無傷、側板と防火壁を直せばなんとか復活しそうです。問題はカウリングをどうするかですがそこは上手く騙すしかないでしょうね。エンジンはフィンが3枚欠けましたがシャフトは大丈夫みたいです、しっかり点検します。 | |
接着部分ですがここは半分ぐらいしか付いていません、大反省です。 |
O 高速失速
症状: | 元々失速しやすいアクロ機ですが特に下りに向いた時エンジンアイドリング近くでアップを引くとよくコロッといきます。 |
原因: | 大径小ピッチのプロペラを低速で回した時は、エンジンの先に大きな円盤をつけたのと同じ事で後流は大変乱れています、その上アップを引いて迎え角がつくとたまったものではありません |
対策: | 機体のスピードに関わらずアイドリング状態ではブレーキがかかり後流が乱れていることを認識して、やさしく操作するか完全にアイドリングにせず常にパワーを懸けておく。 |
O アンプの接触不良 2001.12.2 オハイオ ジャイルズG300 2.2m ゼノア74cc改
症状: | 十分ぐらい飛行した頃プスプスと言ってエンストしたが状況が良くて上手く回収できた。ガス欠ではないが今度は幾らやってもエンジンは懸からない。 |
原因: | カウルをのけてエンジンを回してみるとパチパチと音がするのでよく調べるとバッテリーとの接続コネクターのリード線がはずれかけていた。ハンダ付けが悪かった様だし振動も原因か。 |
対策: | コネクターの取り替え |
ホビーセイバーさんでCHアンプ式に改造しましたが写真の一番右端がはずれた所です。これにバッテリーをつなぎスパーク用の電源になります。改造の利点はやや軽くなることと手でクランクしても懸けられる事、そしてエンジン上部の出っ張りがなくなりカウルに納まりやすくなります。 |