O テトラ製 零式艦上戦闘機 22型 90クラス その2   2009.6.15

今月は大変暇で休みばかりで製作がはかどっています。
絹張り塗装は塗っては磨きの繰り返しで少しづつきれいになっていきます。
単純作業の繰り返しでいつ終わるのやら、暇つぶしにはもってこいです、費用もそんなにかからないし。

ところで皆さんは定額給付金はもう使いましたか?
私は零戦の仕上げの資料にとネットを探していると凄い物を見つけました。
零式艦上戦闘機図面集  12000円 これぞ究極の零戦図面、値段も相当なもの。
なぜか給付金と同額なのは買ってしまえとの天の声か
アマゾンで他の気になる本と一緒に注文しました。
著作権の問題もありますのでちょっとだけお見せします。

25*26*3cm程あり値段に恥じない立派な外見です。我が人生で一番高価な本です。二一型ですが問題ないです。
94枚の図面が折込で収録されています。
三面図ですがこれは縮尺が1/50。よく見かける図面は1/48とか1/72などが多いですがこの図面集は1/10とか1/5、1/1のものもあります。
スケール図面として高い評価のある松葉稔さんの精密図面を読む(10)。現在新品であるのはこの(10)だけで、(1)〜(9)は古本でもいい値段で出ています。
これには陸軍機が収録されていて飛燕がお気に入りです。いつかは作ってみたい一機なんですが、ウイングクラフトイナガキのスーパー飛燕もいいな。
しかしこんな図面を元に自作するにはどうやってやればいいんだ?
一緒に買ったこの本。実機の飛びっぷりについて書いた本は見たことが無いので買ってみました。
写真で撮ったので見にくいですが、22機の航空機についての感想が書かれています。まだほとんど読んでいませんがこんなに沢山の飛行機に乗れるなんて羨ましいです。
他にもだいぶ零戦にかかわる本を持っています。これは22型でDVDもあっていいです。カラーでいい写真が有るのでこれをメインに仕上げをしようと思います。
この本も細部が参考になります。
他にこんな本も、探せば後何冊か出てきますがよくも零戦の本ばかり集めたもんだ。
絹張りの下地はフライトホビーの物を使います。仲間内で評判がいいので使ってみることにしました。主翼はフルプランクにしました。重くならないようにフライトホビーでSSグレードの2mmソフトバルサも一緒に買いました。下地用の1セットでフルサイズのスタント機1機が仕上げられるとのことですが、説明書の半分の量で調合しました。それでも2度塗りが出来る程の量でした。乾きは早く主翼の表、胴体の上半分と塗ったら既に主翼の表は乾いているのでひっくり返して裏を塗るというように進められます。どうせ研ぎ落とすんだからとたっぷりと塗ってしまいました。
尾翼やエルロンなどの羽布張り部分はプランクも考えましたがサウンドシステムの重さを考えると今回はオラテックスで行くことにしました。尾翼回りは実機のように大きなフィレットを作らずパテで小さいRで仕上げました。
モーターとスピーカーのマウントはこのようになっています。
パテはボンド ウッドパテを使ってみました。初めのうちは手こずりましたが水をつけて擦り付けると綺麗になじませることが出来ました。羽布張り部分にはサンディングシーラーは塗りません。
なんとなく白く見えるところが凹んでいる所で、まだらになっています。
絹を貼る時は綺麗にできたと思ったのに乾くとこのように気泡が入ったようになっているところが何箇所も出来ました。やっぱりなかなか初めてでは上手くいかないもんです。たぶんこれぐらいは塗って磨いてを繰り返すと綺麗になるはずです。


生地完重量を計るのを忘れてしまったのが残念

サンディングシーラー+タルク塗り #180で磨き
サンディングシーラー+タルク塗り #180で磨き
サンディングシーラー塗り      #320で磨き   動翼は別でこの時点で 1185g
絹をサンディングシーラーで貼る
サンディングシーラー塗り      #320で磨き
サンディングシーラー塗り      #320で磨き   この時点で 1250g +65gはなかなかいいぞ 動翼込みで 1320g

現在この段階までです。塗るのに1時間前後、磨くのに2〜3時間かけています。これって普通か?
完成予定重量は 4500gです

サンディングシーラーの次はサフェーサーの番だが二つの違いが良く分からない自分です。
説明書の半分の量で調合して刷毛で塗りますが今回からは羽布張り部分も塗って行きます。
次はサンディングですがたっぷり塗ったので#320では結構時間が掛かりました。
問題の羽布張り部分は板に張りつけたペーパー台では穴開き部分が沈み込んで研げません。
考えなくても当たり前ですが、もしかしたら簡単に出来ると思った自分は軽率でした。
小さく切ったペーパーを指で掴んで根気良く穴開き部分をやさしくやさしくオラテックスを切らないように研ぎました。
これには数時間掛かってしまいました。

もう一度サフェーサー塗りです。今回はガンで吹き付けました。
今まではガンで吹くと必ず垂れていましたが今回は上手くいきました。
フライトホビーのHPでガンのつまみの調整をメーカーは違う物の同じように合わせたのが良かったのでしょうか。
羽布張り部分もまだらになることもなく滑らかに出来ました。

二度目のサフェーサーを吹きつけて、#320〜#600でサンディングした後の主翼です。動翼はペーパーヒンジで仮付けして吹きつけましたが固定されていないのでサンディングは取り外してやりました。軽く研いできたつもりですがリブの間にはサフェーサーが見事に残っています。
実は左下面を一番先にプランクしたのですがねじり下げを間違えてねじり上げにしていまいカッターで3箇所切れ目を入れて修正をしたのです。そのためこの面は修正のパテの跡が茶色く残っています。大失敗でしたがこの時点でかなり綺麗になりました。
下地は白かシルバーか迷いましたが軍用機ならシルバーが良かろうとフライトホビーのシルバーの細めを塗りました。200cc入りを買いましたが100ccで充分ありました。ここまで来て自分としてはほぼ満足の出来です。
胴体もフィレットのつなぎや尾翼のつなぎも綺麗に仕上がり一安心です。
尾翼の羽布張りも綺麗に仕上がりました。羽布張り部分を絹でやっていればたぶん擦り切れてやり直しになったと思います。多少重くなってもオラテックスを選んで正解でした。


生地完重量は測り忘れたがこれまでの体重増加を検証してみよう。秤は5g単位のデジタル

生地完重量 エルロン尾翼オラテックス張り後 推測  1225g
三度目のサンディングシーラー研ぎ後        1255g
絹張り後二度目のサンディングシーラー研ぎ後   1320g
二度目のサフェーサー研ぎ後             1365g
下地シルバー吹き後                  1390g

推定だが165gの増加、完成までは300gの増加で目標通りで仕上がりそうだ。
予定通りにいけばサウンドユニットを積んでも4500gで仕上がりそうだ。
目指せ翼面加重 100g/du


2009年7月20日
色付けにはGSIクレオスのMr.カラー アクリルを選びました。
マスキングしては吹き付けるのですがなれないと上手く行きません。
最初は機体裏面の名灰白色をマスキングせずに吹き付けました、これは4本ほど使いましたがまだまだらです。

マスキングテープをつないで大面積の物を作りサークルカッターで日の丸の円を切り所定の位置に貼り付けます。白は色つきが悪いので何回も吹くうちについ厚塗りをして垂れてしましました。迷いましたがやり直しです。下地がウレタンなのでシンナーで拭けば綺麗になります。写真はやり直した後のものです。翼の上下と胴体とで6個です、それに尾翼のマークなどでやり直しを含め6本も使ってしまいました。
黄色のみかた識別色と日の丸の赤を塗りました。マスキングを剥ぐ時の気分はなんとも言えずわくわくします。日の丸の位置と大きさは図面を参考にしましたが、主題実機の22型の写真を見るとかなり違っています。やり直そうかと思いましたがもう気力がありません。たぶん誰にもどう違うかは分からないはずです。
ここまで出来たらとりあえず組んで見ました。もうこのままでもいいような感じです。いつまでも眺めていたいような気になります。


脚カバーやオイルクーラーを塗り忘れていたので灰白色をもう一度塗りました、今度はむら無く綺麗に出来ました。
赤を塗るとき1本だけ用意して始めたのですがたりません、家の近くのY電器にあるのでチャリで買い足しに、それでも足らずにもう一回買い足しに走りました。車で行くほどの距離ではないので暑い中チャリを漕ぎました。塗り面積 0.11u 3回塗りとなっていますが丁度の量を用意するのも難しいです。何回も行くうちにポイント機で1000ポイントがゲットできたのは凄く嬉しかったです。
尾翼のマークと上面の暗緑色で一様終わりです。これまた大変なマスキングが残りました。ファイトあるのみだ
コックピットとウエザリングはどうしよう?エアブラシを持ってないので何とか手に入れたいもんだ。