O テトラ製 零式艦上戦闘機 22型 90クラス   2009.6.5

最近ファンフライ機を飛ばしこんで少しは操縦テクが進歩してあまり壊さなくなってきた。
そこでいつかは作ってみたいと思っていたゼロ戦に挑戦することにした。
キットを入手したのは2008年1月下旬でした。

このキットを作るにあたりこだわりがありました。
1年近く前から興味を持っていたリアルサウンドシステムを搭載して電動で飛ばしてみようと。
そしてスケールなら絹張り塗装にも初チャレンジしてみようと。

リアルサウンドシステムを入手したのが2008年5月。
システム自体は小さいのですが、スピーカーは直径10cmあります。
図面とにらめっこをしながらいかにしてパーツを組み込むか、かなり考えました。
スピーカーを1個にして防火壁の前に斜めに組めば何とか収まりそうです。
このサイズではスピーカーボックスを組むことが出来ないので音はあまり聞こえないかもしれません。

キット製作部分は省いて私がこだわって作った部分を主に紹介します

キットの中身はこのようになっています。小物パーツも充実しています。流石に90クラスになるとパーツ数も多く全体の重さも結構あります。

最近ではハンガー9の90クラスのスケール機が3万円ぐらいで手に入り良く飛びます。それでも作ることにこだわる人のためテトラさんには頑張って欲しいです。
特選アイテムその1
ドイツから直輸入のリアルサウンドユニット
これがあるので電動で飛ばしてみようと思った。
モーターはHP−Z4034−14に決めたが他のパーツは予算の関係でしばらくは買えそうも無い。電動は進歩が早いのであせって買う必要も無いと思う。モーターだけは無いと機首部の製作が出来ないのだ。
特選アイテムその2
オレオ脚一式です。今は無きアメリカンラジコンホビーで入手しました。作りではロバート製の物がいいんですが値段の違いで選びました。
ゼロ戦などに適合となっていますが実機とは大きく違う所があります、今回は仕方なく我慢することにしました。さて何処でしょう?
脚のピアノ線に合わせて2種類のアダプターが入っています。しかしきつくて入りません、困って電話で聞くとがたをなくすためにきついので圧入してくださいとのことだった。板で挟んで金槌で叩くと入ったが少し傷が付いてしまった。
アクスルシャフトはEリングで止めるようになっているので出っ張りが少なく見栄えが良い。パイプの中にはスプリングが入っていて少しは衝撃を吸収してくれそうだ。
引き込み装置はOKのスープラリトラクト60用。ロッドのパーツを裏表逆にして写真右側のようにする。そしてオレオが当たる部分を削り取る。強度が心配だがほかに方法が無い。ソフトランディングに集中しよう。
組上げるとこのようになります。スケールサイズからするとタイヤはまだ小さいのですがキットではこれ以上の大きさは大改造しないといけないので今回はこれで行きます。

実機との違いはオレオの代回り止めの位置が違います。実機では脚カバーが付く方に回り止めが付きます。
ラバートの引き込み尾輪も買ってみましたがどうやっても収まりそうにありませんのであきらめました。
特選アイテムその3
引き込み脚コントローラー。7800円しますがこれを使うと引き込む時間がゆっくりに出来ます。そして左右で入り始める時間に差動が付けられます。右左と少し遅れてゆっくり動作する脚は実機感が違います。
興味ある人はこちらまで問い合わせてみてください。
組立てて動作テストをする。負荷を掛けるためにはさみを付属しても何とか引き込める。しかし手持ちのサーボを色々試したがどちらかに振り切った時サーボがうなる。コントローラーとサーボの動作幅が違うようだ。結局フタバ3010を使うことで治まった。ちなみに引き込み専用サーボやデジタルサーボは使用不可です。
脚のマウント部分も上手く納まるように作り変えた。
キット通りに作ればお金も手間も大幅に節約できるのだがなぜかこだわってみたくなる部分です。仕上げには脚カバーの製作が待っている先は長い。
スピーカーとモーターのマウント部分をやっとのことでサイズを決めて切り出した。たぶん上手くいくはずだ。
機首部分にバッテリーなどを積むためにカウリングを開けて交換できるようにしてみようとカウルの支持用に写真下の2枚のパーツを切り出した。およそのイメージだが上手く収まるかは疑問。アンプ、バッテリーの現物が無いので最終加工は先になる。
エルロンの操作は実機と同じ上面につけようと思う。サーボはハイテックの125MG。このサーボは電動モデルのエルロン専用のようで横積み前提だ。2mmバルサと3mmベニヤでマウントを作ってうまい具合に納まった。
問題はエルロンホーンとロッドのつなぎ方。プランク面とホーンが近いので普通のアジャスターは使えない。そこでグライダー屋さんに教わったEリングで止める方法をやってみた。ニッパーなどで1.8mmピアノ線を噛んでぐるぐる回し溝を切り,1.5mmのEリングを嵌める。まあまあの出来だ。アジャスターを短く改良するのとどっちがいいだろうか?
今回は上面プランクを先にしてメカを載せてみた段々感じがつかめてきたぞ。
引き込み脚はこうなります。狭い隙間にサーボを入れて普通と逆の方から操作しなしと大き目のタイヤが邪魔してロッドが通せないのです。
コントローラーで左右のサーボが逆転してくれればいいのですがそれは出来ないので、サーボを上手く積んで動きを対称にする必要があります。サーボのコードの+−を逆にしたら逆転するのかな?
尾翼のコントロールロッドは内装にします。エレベーターはキット付属のコの字金具にホーンをハンダ付けして連結金具を作りました。エレベーターに差し込む部分とホーンは90度になっているので上手く尾翼を胴体に差しこめるように中心から1cmほどずらしてあります。
このように胴体右側に金具が抜けた所で90度回してホーン部を差し込むとぎりぎりで入ります。よく考えて作らないと胴体を切り取らないと差し込めなくなります。われながら上手い段取りでした。
ラダー部分は2mmピアノ線の先端を尖らせたものをピンバイスで掴んで垂直安定版の後縁に沿って胴体下面まで穴を開けます。
ラダーにピアノ線を差し込んで取り付けるとこのようになります。最終的に胴体後部下面を切り取ってコントロールホーンを取り付け、尾輪を可動するために胴体外にもコントロールホーンをつけよと思います。
2009年6月やっと生地完になりました。ぼちぼち作って約1年。次は初めての絹張り塗装が待っています。完成はいつのことやら???