O Ultimate F.Air (ホクセイモデル)の製作

トルクロールスペシャルと冠された新型機が発売になった。
トルクロール修行中の私は迷わず予約して ゲッツ (予約の人にYハーネスをプレゼントにも惹かれたのだ)
果たしてイタチメイトの飛びはいかがか 

届いた箱を開けると主翼が2枚上手く梱包されて入っている、他にはメインギヤーだけ?
さすがはイタチメイト、二重底の10mmばかりの隙間にちゃんと胴体と尾翼が納まっています。いつもながらの見事な仕上がり。

長持ちさせたい人は製作にかかる前に一度アイロンを当て直してフイルムが剥がれ易いエンジンマウント、主翼の取り付け部分などをウレタンや瞬間で強化しましょう。
どちらもトリコロールカラー。
ドエッジの主翼と比べてみました。
胴体はなんとなく似た感じかな。
上翼の取り付け台の部分もフイルムが張ってあり面積を稼いでいます。ナイフエッジは良く浮きそうです。
私がこのキットで一番嬉しかったことはタイヤの軸がビスではなくてちゃんとしたアクスルシャフトが入っていたことです。
ウエブ情報ではヒロボーのホットリンボー用のスパッツがフィットするとのこと、なぜかうちにもあたので使ってみました
タイヤの両側にホイルストッパーを入れるようにシャフトを通して、シャフトが長いので少し切るかスパッツの両側に穴を開けてスパッツを被せます。
シャフトのフランジ部分とナイロンナットでギヤとスパッツを挟み込んで締めこみます。スパッツの回り止めはしていませんがどう〜なんでしょう。
機体の組み立てはでは接着部分は、水平安定版しかありません。
ねじ止めがたくさんあります、下穴は開いてますがフイルムに穴を開けなくてはいけません。
ホームセンターなどで売っているガストーチとリンケージロッドの余り。
ロッドをあぶって赤くなったらフイルムを溶かします、最後は瞬間で燃料対策を。
主翼の取り付けは11本の3mmビスで行いますが、下翼と胴体の取り付け部分以外は3.5mmぐらいのやや大きめの穴が開けてあります。そのおかげで全く修正なしで上下翼が組み立てられます、思わずよく出来てると唸ってしまいます。
主翼の中はレシーバーの取り付け台のようなものがあります、大変気の利いたものですが、私はフタバのレシーバーを使いましたが厚みがありすぎて邪魔になります。ニッパとラジペンで切り取ってしまいました。スポンジで包んで押し込んでありますが隙間にもスポンジを詰めて動かないようにしています。
エルロンが4サーボのためにYハーネスが必要です。
フタバからはマルチサーボアジャスタなる物も出ています。
引き込み脚用の二股コードも使えます。

私が使用した延長コード

上翼エルロン:20cm+Yハーネス
下翼エルロン:Yハーネスのみ
エレベーター:40cm
ラダー:40cm
スロットル:20cm
バッテリー:20cm
左からOS90マフラー、RCホビー製カスタムマフラー、OSエキパイ、RCホビー製カーブドロングエキパイ
YS53エンジンを積みましたが、以前純正マフラーを飛行中に落としてしまいOSのものを代用していましたがこの度ロングエキパイとカスタムマフラーを購入しました。
カスタムマフラーは9cmありますが容積が少ないので、硬めな音で少しうるさくなりました(見た目の想像どおり)。しかし排気の汚れは純正品よりかなり少ないと思います。
テール周りのリンケージ。
サーボはフタバ9206、テトラのボールロッドにアジャスタチップを半田付け、動翼はテトラのラダーホーン大、サーボホーンはOK HDロングホーン。
サーボのコードはサーボの穴の側を3〜4mmぐらい切り欠いて左側に引き出しました。

ものぐさな私はコードはいつもテープ止め。
アンテナ線は翼端に2mmの穴を開けて1.2mmのピアノ線を入れアンテナ線のビニール被覆をピアノ線に被せてから引き出します。あまった線はどのように処理しましょうか?
かなりの厚翼である事が分かります、最大矢高は結構前よりです。
タンクはテトラのもを使ったがIMの方がタイラップで止めるのに都合がよさそうです。
バッテリーは3mmベニヤにテープで巻きつけてエンジンの取り付けビスを使って友締め。


YSエンジンを使う場合補強のベニヤ側板を少し削らなくてはいけません。メーカーさんもう少し余裕を見て作ってください。
エルロンサーボはフタバ 9601 ホーンはGタイプ
サーボ取り付け位置が深いので3mmベニヤの下駄を履かすと良いでしょう。
エルロンホーンとロッドの取りつけの基本はヒンジライにロッドが直角だと思うのですが、エルロンホーン取り付け部分の端につけてもいまいち直角にならない(メーカーさんいかがなモンでしょう)
サーボ側は、Yハーネスで片側2サーボのためサブトリムを使ってもホーンとロッドの直角が全てのサーボについて上手くはいきませんがGタイプのホーンを使えばかなりの所まで直角が出せます。それでも気になる人は自分で取り付け穴を開けるか、サーボを少し斜めに積んで直角を出しましょう。
ちなみに私はあまり気にしません、なぜならエルロン自体が華奢で温度や日光によって歪んでしまう事が考えられるからです。
主翼取り外し式のためコードが絡んだりしないように電気配線を止めるもの(名前は知りませんが)で抑えています。
バッテリー用も含めて6本のコードが主翼ハッチの隅から出ています。上下翼とも機体の左側から取り出すと排気の汚れから防げます。スッキリまとめるのはなかなか大変です。

お奨め 下翼と胴体のシリコン処理
仮組みしてから胴体を持ってロール方向にゆすってみると剛性感がなく、キシキシと音がします。下翼と胴体の取り付けが甘いようなのでシリコン処理をしたところかなり改善されました。張り線をすれば言うことないでしょうがこのクラスではそこまでしなくてもと思います。
重心位置は胴体の前部から28〜31cm
胴体の上下に印を書いて、胴体を水平にしてから印の所を支えて重心位置を調べます、一般のように主翼を支えてしない方がやりやすいです(これはカトチャンに教えてもらいました)。
完成の図

確かにスパッツが似合う (^o^)
スリムなマフラーがいい感じ。純正品と比較していませんが排気の汚れはだいぶ少ないと思います。
注意
ラダーの取り付けは胴体の下のラインよりラダーの下のラインを少し上に上げないとカウンター部分が支えて舵角が取れません
エレベーターもヒンジラインを私の場合1.5mm近くあけないとカウンター部分が当たり舵角が取れません。メーカーさんもう少し余裕を見て作ってください。


トルクローラー小野さんのメモページに鮮明な写真がたくさんあります、参考にしてください。
 勝手に直リンク ここをクリック


重量:2,200g
送信機:フタバ FF9
レシーバー:149DP
エルロン:9601*4
エレベーター ラダー:9206
エンコン:5102(3102の旧型)
バッテリー:RCホビー 720mA
スイッチはなし

パーツ重量
主翼エルロン込み 上:230g   下:244g
水平安定版:25g  
エレベーター:27g
ラダー:26g
翼間支柱2枚で:37g
胴体:322g
メインギヤ本体のみ:67g
パーツの小袋一式:80g
テトラ230ccタンク:60g
ラム ペラ 12*6:43g


舵角  (藤田RC式舵角ゲージで測りました)
エルロン (4舵の平均) 13度ー26度
ラダー            25度ー40度
エレベーター        24度ー50度

エクスポはお好みで
フライト後にナイフエッジの癖とりでラダーからエルロンに20%
ラダーからエレベーターに15%のミキシングを入れました、方向は起き癖、ダウン癖が解消する方へ

フライト インプレ

6月22日初飛行   重心位置は295mmぐらい

横から見るとアルチメイト、真上から見るとイタチメイト。
愛称がイタチメイトだと告げるとすごく受けた皆が納得した。
THC SFー20にラム12*6で11,700〜900rpm エンジン好調

エルロンはすごくよく効くとの話どおりで、舵角は少なめにしたつもりだがまだ飛ばしつらい。
エレベーターラダーもよく効いてなんとなく落ち着かない←腕が未熟なだけ
ナイフエッジは起き癖のダウン癖、それぐらいしか分からないうちに着陸。
コースに乗せてエンコンを絞るとどんどん高度が下がる、前面抵抗が大きいので当たり前だ。
エレベーターを少しUPで水平からやや頭上げの姿勢をキープして、
エンコンを入れながら距離を調整して上手く着陸。
私が飛ばしたことのある飛行機の中ではトップクラスの降ろし易さです、
そして複葉機のシルエットがまた良いんですタッチアンドゴーが楽しい飛行機です。


ベテランのTさんが飛ばさせてとのことで、テストしてもらいました。
しばらく飛ばした後に
”ファンフライと言うよりも、アクロ機じ〜”
見ていた一堂も納得、そうなんですこの機体は”一粒で二度おいしい”
カトちゃんやエスティマさんも言われていたのと同じ感想が聞けたのには驚きました
この飛行機は 
”ファンフライの形をした悪路機”です。
ローリングサークルが簡単だ〜〜〜とのお言葉、
ナイフエッジでの浮きが良くて背面でのダウンも少しでよいのでこれはいけてます(前作のイージーF.A以上)



6月24日 仕事をサボってこっそり6フライト

トルクロール修行中の私のインプレなので軽く読み流してください

Oトルクロールは思っていたほど簡単には回り始めないエルロンを入れたりと色々やってみるが、
今日のところは2周止まり←これってドエッジと同じ?トルクロールスペシャルの名が泣くぞ
だがしかし軸が通っていて崩れ方が少なく修正舵をチョンチョンと当てるだけでよい←風が無かっただけなのか?
回転が続かないということは、少しどちらかに傾いているのだろうが、結構長い間ホバリング状態でいられる。

Oフラットスピンは最大舵角にしてやると綺麗に入る
手裏剣も出来る、多少の舵角調整は必要で打ちっぱなしでは崩れる。

Oコブラは主翼をゆりかごのように振るがころっと行くことはなく結構安定している
背面の方がもっと安定が良いがラダーを打ち間違えたりしてドキッとする。


Oエレベーターの舵角が足らないからか焼き鳥、パラシュートはスパッと決まらない。
ウオーターホールもらしくない。


ヘタッピフライヤーが10フライトしたぐらいでの感想ですので思い違いもあるかもしれません
いままでのファンフライとは違って(たぶんアスペクトレシオの違いからだと思いますが)
アクロ機と考えてよいと思います。
一番気に入ったのは着陸です、
降ろしやすさといいその姿といいスケール機のようで最高です