○ エアロワークス エッジ540T ARF  その2 2002−10より


2002-10-17 かねてからBNCさんに頼んでいた静音タイプマフラーが届いた。注文から3ヶ月かかったがやっと初飛行が見えてきた。静かなことを第一にパワーが犠牲になることはしょうがない。そこでBNCさんはアルミよりチタンのほうがいいとのノウハウがあるらしく特別製になった。しかしチタンの加工は自社では出来ないようで外注になったので時間がかかってしまったようだ。もし結果がいいようなら量産に入るかもしれないらしい、しっかりレポートをしよう、日本における静かなガソリンエンジンの歴史がこのマフラーから始まるかも知れない。重さはそれぞれ200gちょうど、外径は60mm 外長は129mm。容積は50ccの5倍以上は確保しているのでいい音になるのではないだろうか。お値段については儲けなしで出させてもらいます≠ニのコトでしたので上手くいけば次から高くなるんでしょうか?アルミのものより1.5倍ぐらいです。なんたってチタンですから。
DA100の純正では外径が51mm、長さ99mmで両方で296gバックプレートマウントでも防火壁に当たりませんでしたが、このマフラーでは25mmほど後ろにはみ出してしまいます。かさ上げするか防火壁の方を削らなくてはいけません。
そこで私は防火壁の方を削ることにしました。前重にしたくなかったのと、かさ上げマウントを同じ長さで4本も作るのは手加工では不可能です。5mmほど隙間を取ってありあわせのカーボンクロスを2プライしました。
所で皆さんは機体製作時のスタンドはどうされているでしょうか?私はレジャー用のパイプいすの背もたれを外したものを使っています。大型機には大きいサイズが良いですね。
お座敷で製作します私はいす2個に座布団を乗せて、お飛行機様を仰臥させております。思わず力が入り、あばれないように、マジックテープやベルトでお手柔らかに固定すると傷つかずに作業が出来ます。全機種対応型でお手軽な方法だと自負しております。
機首の裏面
なんだかホウジロザメが口を開けているようだ。抜けがいいので冷却効率はバッチリ?カウリングが上下2分割だともっとカッコ良く出来るのでしょうが、前からかぶせるワンピースタイプは仕方ありません。
胴体内のメカ積み
左がエンコンサーボ フタバ9001 真ん中がラダーサーボ フタバ5301右上が受信機とバッテリー 1700mA(ドルフィン製でデジタルサーボ用の太いリード線をつけてもらった、1C充電ぐらいで使うので十分だと思う)ラダーサーボは場合によっては後ろ側にもう一つ追加するかも知れない。
胴体前方のアンプなど
アンプは取り付けようの穴が開いていたので10mmのスポンジを挟んでビスとナイロンナットで留めた。タンクはサリバンの32オンス(約900cc)これで10分以上は飛べるはず。固定は胴体内に初めからあるプラットホームに穴を開けてマジックテープで大回しで留めてある。アンプとメカ類は一様40cm離してある。
エンジンボックス
上部には補強のクロスメンバーを付けた。スパイラルチューブを巻いてみたが必要なものでしょうか。カウリングの取り付けは胴体側版にビス4本で留めるようになっているがかなり不安なので上下に2箇所づつ受け台を作りナイロンナットを裏から埋め込んでビスの緩みを少しでも食い止めたい。カウリングと当たる部分は1mmのゴムが張ってある、少しは振動の予防になるかな。
エンジン裏面
鈍く光るチタンマフラー。チョークバルブはFRP版でホーンを延長して裏から手が入るので手動で扱う。(カウルの切り欠きが大きいことの数少ない利点)
脚部分
キットのメインギヤは胴体の取り付け部分がすこしRになっているのでそのままではしっくりしない。3mmのゴム板を適当な大きさに切ってビス部分に噛ませた、着陸時のダンパー効果も少しは期待できるかも。大きな防火壁の穴は面倒なのでガムテープで留めただけ、そのうち綺麗にします。
やっと完成 12.4kg。
オイルはカストロールを35対1でハイオクガソリン、キャブは出荷時のままでメンツ26*12を5500rpm。しかし重心位置や舵角の問題でいまいちの飛びだった。
02−11−23に笠岡でエアーキラーの方に調整してもらたっが、キャブを絞っても今の所回転数は変わらない。オイルを減らし慣れてきたらもう少し回るだろう。しかし音を下げるために排気パイプを細くしているために抜けが悪くこのエンジン本来のパワーは出ないだろうとのBNCさんの意見でした、それは承知の上で頼んだのでしょうがない。音はガソリン特有のガリガリ音が抑えられてノーマルよりはかなり静かになっている。上手く表現できないけどグローの4サイクル120や150をノーマルマフラーで飛ばしたような感じかな。

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